これぞ究極?人熱発電

谷内 ススム
energy2.0
Published in
2 min readDec 25, 2006

日常的な反復運動で発電できれば理想的ではある。 しかし、究極の発電は体温を使って発電をする 「人熱発電」だ。

人間は生きている限り熱を発する。これを使って発電ができれば、場所や時間の制約を 受けることもない。この技術は、昨日の記事の「発電する靴」と同時期に紹介されているが、こちらは着実に事業化に近づいている。

米国のナスダック上場企業Applied Digital Solutionの子会社Thermo Life Energy Corp. が試作中。

05年10月のプレゼン資料を見ると、

◆体温か、5度の温度差が有れば3Vの発電が 可能なテクノロジー 発電量は 3Vで10μAが可能

◆低消費電力のデバイスに継続的に電力供給

Zigbeeワイアレスセンサーネットワーク
自動車のタイア圧計
環境状態モニター
補聴器
時計やノベルティ

◆1セント硬貨より小さく静かで信頼性が高い

と、なかなか有望なスペックだ。 2001年の記事では1,5Vで10μAの発電量で あったので、4年で電圧を2倍にすることに成功した ことになる。

ちなみに親会社の株価推移を見ると、他の子会社や本体事業の問題もあるかもしれないが、低迷しており、 ちょっと微妙な気もするが…。

将来のウェアラブル系のデバイスは全て人熱発電で 動くのかも知れない。

これは相当スゴイ! このあたりがCGEの落とし所なのだろうか。

ま、蓄電方法とか色々検討課題はありそうな気もする。

Originally published at blog.livedoor.jp on December 25, 2006.

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