Etheremonは、Ethereumネットワーク上に構築された分散型ゲームの1つです。イーサモンスター（Mons）の世界ではプレイヤーは以下を行うことができます：
・強力なチームを作るためにモンスターを捕獲、訓練
・他プレイヤーとのバトル
・利益獲得のためにモンスターをトレード、さらにゲーム内通貨の収集
EtheremonはCEOの熱意から生まれ、最新のテクノロジープラットフォームであるブロックチェーンで実装されたインタラクティブなゲームです。そして、我々の最大のミッションはGaming 3.0の基礎を確立することです。
これを達成するには、まずはGame 1.0と2.0について考察する必要があります。
Game1.0と2.0に関する振り返り
ゲーム開発者の管理から抜け出すことこそが最大の課題
Game1.0 — ゲームの世界において最初に成功したタイトルは、スーパーマリオ、コントラ、テトリス、ポケモン、GTAでした。これらゲームはシングルプレイであり、ファンタジーワールドの物語に没頭させることに重きを置いていました。中にはコンソール、PC、モバイルなど様々な端末でプレイできるものもありますが、基本的にはシングルプレイであり、この点がGame 1.0時代の特徴と言えます。
Game2.0と2.5 — インターネットの台頭に伴い、マルチプレイ環境で他プレイヤーとストーリーを共有し始めました。 Game 2.0時代において最も成功したのは、Legends of Legends、Dota 2、CS：GO、Diablo IIIのような大規模マルチプレイヤーオンラインゲーム（MMO）です。
MMOの成功はeスポーツへと繋がっていきます。これはプロと呼ばれるレベルのプレイヤーがしのぎを削る競争力の高いゲームです。eスポーツトーナメントにおいてプロプレイヤーのプレイを観戦することは、エンターテインメントの一つとなっています。 eスポーツは2020年には15億ドルの市場規模になると予測されており、Game 2.5と定義されます。
それにもかかわらず、プレーヤーはさらなるゲーム体験を求め続けています。シングルプレイからストーリーの共有まで、プレイヤーはゲーム環境に完全に没頭しようとしてきました。さらに、ゲーム内におけるアセット/地位を自らの固有財産とできる仕組みが求められてきました。何年もかけて育ててきたキャラクターがゲーム開発者によって数秒で複製されたり、弱体化されることを想像してください。ゲーム内でのあなたの努力が無益であるとわかった途端、ゲームの楽しさは失われてしまいます。すべてのゲームが一元管理され、一握りの開発者と配給業者によって独占的に管理される状態は、変わらねばなりません。この考え方はGame3.0を通じて変化していくでしょう。
Game 3.0 — ブロックチェーンとバーチャルリアリティの融合
バーチャルリアリティ（VR） — ゲーム上のインタラクティブ性の変化
VR技術は日々改良され、安価になってきています。これは、full immersion(完全没入)が一般の人々、特にゲーマーにとってよりアクセスしやすくなっていることを意味します。最新のVRヘッドセットに搭載されている高度なモーショントラッキング機能は、プレイヤーが仮想ゲーム環境でのコミュニケーションを直感的なものとしました。 VRゲームはまだ発展段階ですが、Game 3.0の革命を引き起こしつつあります。
VR環境によりコミュニケーションのあり方は変わりましたが、ゲーム基盤は今までとほぼ同じです。つまり、プレイヤーはゲーム開発者/配給業者に依存したままであり、ゲーム内のキャラクターや地位にたいする所有権はないままです。この点に関しては、ブロックチェーンがGame 3.0に変化を引き起こしました。
ブロックチェーン — ゲームへの革命的なアプローチ
分散型ネットワーク上に構築されたEtheremonのようなゲームは、ブロックチェーンの利点をゲーム上で活かすことができます。
＃1。プレーヤーの完全な所有権
分散型ゲームは仲買人 — ゲーム配給業者を排除することができます。ゲーム開発者の役割も同様に最小化されています。これはプレイヤーがゲームの真のオーナーであることを意味します。プレイヤーはゲーム資産、Etheremonではモンスターとそのゲーム内通貨、を自ら管理することができます。ブロックチェーンに格納されたこれらのデータは変更できないため、プレーヤーのゲーム内アセットは誰も変更することができず、これはゲーム開発者や配給業者であっても不可能です。
＃2。トラストレスなマーケットプレイス
ブロックチェーンのトランザクションは可視化されています。これにより、Etheremonではプレイヤーがゲーム内アセットを取引する際、安全で効率的な環境を作り出すことができました。
2018年3月から4月までの最新データによると、Etheremonのマーケットプレイスではモンスター売却により平均400％の利益がありました。同期間、最も高価なモンスターは4.99 ETH（取引時点で2500米ドル）で売却され、0.1 ETHの初期投資から4990％もの利益がありました。
＃3。 不眠不休の稼働
最後に、Etheremonはすべてのノードがチェーンを維持するEthereumネットワーク上で実装されています。これにより、稼働が停止するこがなく、改ざんや詐欺のリスクを軽減することができます。
…そこには未だ制限/限界がありますが、それでも私たちは未来へと向かわねばなりません。
ブロックチェーンの本質的な課題は、大量の取引が発生した際の取引手数料です。現時点では、ピーク時にプレイすると取引手数料が高くなりすぎてしまいます。これを克服するために、Etheremonチームは分散環境の中にオフチェーン部分を組み込みました。この方法では、オフチェーン実装部分に関してはブロックチェーンの利点が活かされません。一方で、分散型ネットワークのメリットを一部享受しながら、リソースを効率的に活用して取引手数料を削減することができました。
BlockchainとVRが融合することで、Game 3.0の革命が起こりつつあります。これらの技術により、プレイヤーは完全な所有権を持ち、ファンタジー世界に没入することができます。最初の分散型ゲームの1つであるEtheremonは、Game 3.0の革命を推し進めていきます。
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