エウレカはSRE NEXT 2022に協賛させていただきました!&参加してきた感想
※うちのうさぎ(トトロ♂4歳)です、一緒にSRE NEXTを聞いていました
どうも、エウレカでSRE をしている @MoneyForest です。
ここ最近じゃんたまで雀傑☆3になったので、雀豪目指して邁進していきたい今日このごろです。
はい、麻雀に興味がない人には何の意味もない冒頭アイスブレイクとなってしまいましたが、気を取り直して本題に移りたいと思います。
弊社エウレカは、SRE NEXT 2020に引き続き、2022/5/14(土)、15(日)に開催された SRE NEXT 2022 にプラチナムスポンサーとして協賛させていただきました。
登壇をはじめとして、オンラインブースの出展などを行い、参加者を始めとした様々な方に向けて発信・交流ができました。
本記事ではエウレカがSRE NEXT 2022で登壇した内容や、参加した感想についてつらつらと書かせていただこうと思います。
エウレカの登壇について
組織にSREを実装していくまでの道のり
スポンサーセッションとして、SRE Teamの責任者である @marnie0301 が「組織にSREを実装していくまでの道のり」という内容で登壇しました。
エウレカの代表プロダクトであるPairsは順調にサービスが成長し続けており、サービス開始から10年以上が経過した今も、サービスの機能やインフラにほぼ毎日変更や改善が加えられ続けています。 エウレカのSREチームは発足してから4年以上が経ちますが、発足から今日にいたるまでサービスの成長に負けずにむしろ変更速度を加速できるような改善や移行を続けてきました。
他にもパフォーマンス改善やセキュリティ強化、モニタリングの構築などなどシステムを支える重要な取り組みを、少ない人数でいくつも行なう事で企業とプロダクトに価値を提供してきました。
反面でSREという役割の伝播はできておらず、本当に少ないメンバーで広がり続ける責務や組織と相対してきた結果、移譲や関心ごとの共有がうまく行われず、ボトルネックになるような場面も出てきました。
本セッションでは、単純にSREの人数を増やすという事だけでなく、組織やサービスのスケールに対して私たちがどのように役割や考え方を変化させていったか、どのように組織にSREを実装しようとしているかをお話させていただきました。
個人的な見どころ
今後のSRE Teamの戦略を「Install SRE」と「Platform Engineering」と位置づけ、未来の構想を語っている16p以降の箇所が見どころです!
Steps toward self-service operations in eureka
SRE Teamメンバーの @wapper0825 もスピーカーとして「Steps toward self-service operations in eureka」という内容で登壇しました。
多種多様なオペレーションの依頼対応に少人数で奔走し疲弊するSREチームの状況に対して、セルフサービス戦略を打ち出してきた @wapper0825 は、200stateを超えるTerraform基盤・100種類を超えるタスクを抱えるバッチ基盤・他チームからの様々なオペレーション依頼などに関して、 開発者、デザイナー、非開発者を巻き込んで依頼者自らが実行できる形へ移行・改善を続けて、SREチームのボトルネック化を防ぎ信頼性とアジリティとスケーラビリティを担保してきました。
本セッションではそのような事例を共有しながら、良いセルフサービスなオペレーション設計とはどんなものであるか、他チームとのハレーションが起きないオペレーション移行とは、という話をさせていただきました。
他のカンファレンスなどでお目にかかった際には、またエウレカ SREs の発表をご覧いただけると幸いです。
個人的な見どころ
2.Batch Container Operation について書かれた箇所が見どころです。実際に私もこのアーキテクチャの上で実装したのですが、上手くモジュール化されていて、シンプルに定義を追加するだけで見通しの良いバッチタスクを書くことができます!
オンラインブースについて
オンラインブースではZoom Eventsを使用して交流させていただきました。
エウレカも出展させていただき、何名かの方々とカジュアルに交流させて頂き楽しい時間を過ごせました。
Zoom Eventsの仕様で各ブースの中身が見えないなど、参加に関しては心理的障壁が少々あるように感じましたが、1日目でそのような声があったのを踏まえて2日目ではオンラインブース開催状況を可視化してくれるなど、運営の方々の改善もあり、感謝いたします。
オンラインブースで待機している様子↓↓
他社様のセッションについて
他社様のセッションについては、当日拝見させていただいたほか、エウレカ SRE内で毎週行っている勉強会でも活用させていただいています。
個人的に特に素晴らしいと思ったセッションについて挙げさせていただくと、私がエウレカ内での取り組みとしてProduction Readiness Checkの導入を目指していることもあり、 株式会社ZOZO様の「Production Readiness Checklistと信頼性向上の取り組み 」の内容が素晴らしく、弊社で導入するにあたってとても参考にさせていただいております。
また、基調講演として @nari_ex 様の「How We Foster “Reliability” in Diversity」に関しましては、SREの価値を再整理できるような内容であったとともに、エウレカのチーム内で行った「Vision/Mission/ValuesをRebuildした話」でも意識した「企業とSREsのMVVを融合させる」という点についても語られていたことが印象的でした。
SRE NEXT 2022では上記を始めとした、素晴らしいセッションを拝見できました。
終わりに
エウレカのSREはまだまだ道半ばであり、これからも取り組みについて発信していきます。
他のカンファレンスなどでお目にかかった際には、また当社のセッションをご覧いただけると幸いです。
SRE NEXT 2022、とても楽しく参加させていただきました。
登壇された皆様、運営の皆様、本当にお疲れさまでした!