2019年エウレカエンジニア組織の振り返り

kaneshin
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Dec 1 · 7 min read

この記事は eureka Advent Calendar 2019 1日目の記事です。


こんにちは、エウレカCTOの @kaneshin です。今年も Advent Calendar の時期となったので、今年の振り返りと来年以降に向けたエンジニア組織のあり方に思考を深くしている日々です。

さて、初日の Advent Calendar ですが、エウレカでの Go の歴史について書こうと思っていたのですが、今年のエンジニア組織の振り返りをしようと思います。

組織の動きについて

エンジニア組織に限らないですが、『組織』というのはミッションに基づいた『やるべきこと』の具体化と共にそれを達成すべく実行可能領域を拡げることや、その領域内で最適値を最大化していくために形が変わるものです。

例えば、スタートアップでは全員がどの領域に対しても主導して実行することで、事業継続できる流れに載せて売上を確保していくことが主軸になると思いますが、事業が成長期に入る組織ではそれぞれの領域で専門性を持った人がいなければ事業は成長せずに、停滞ないしは退化していくことも全然ありえます。

組織の全体像から個別チームの動きを

組織というのは『やるべきこと』の具体化から変容していくものなので、全体像から小さい個別な事象へと連携されていくものです。サッカーチームがDFだけ個別にミッションを据えて動いていても、指揮系統がうまくワークせずにチーム全体として機能せず負けてしまうのと同じような状態です。全体像がない状態になるため、チーム内の動きが結果として組織にどう貢献するのかが不明になるため、「戦略のない戦術はカオス」状態に陥りチームのメンバーが混乱します。

エウレカのエンジニア組織

エウレカのエンジニア組織は事業側に配属されているチームと、技術横断側に配属されているチームがあります。

- Product Development

事業側の方はフロントエンドを中心としたチームが配属しており、各事業部のプロダクトマネージャーやデザイナーと連携しながらプロダクト開発をしています。

- X Tech Development

技術横断として、各事業部を横断してプロダクトのシステム全般を開発しています。データについても事業部や組織全体として活用できる基盤を構築していたり、分析を行ってサービス改善を行っています。

2019年の振り返り

  • プロダクトチームとの連携のしやすさ
    この組織体制だと、事業のプロダクト開発において目指すべき価値や『やるべきこと』の浸透がとてもしやすいのと、プロダクトチーム内での連携がとてもスムーズに行うことができます。
  • Pairsエンゲージのリリース
    「プロダクトチームとの連携のしやすさ」が功を奏して、QCDSのDeliveryを優先したリリースをすることができたと感じます。また、プロダクトリリース直後の課題となる、ユーザーの体験をしっかりと担保して、地に足をつけるプロダクトへも変化させることができたと感じます。これはこの体制だからこそのアジリティだったと感じます。
  • 技術をロードマップへの組込みにくさ
    プロダクトチームで連携がしやすい反面、技術面がボトムアップからの動きになってしまうため、エンジニア組織として技術を主導して動くための技術戦略や技術課題のバックログをどのように実行していくかを適用していくのが難しいなと感じます。Pairsのブランド戦略に基づいてやるやらを考えると判断は簡単ですが、そればかりしてしまうと、大きな技術戦略を適用していくのにも制限が出てしまいます。
  • 技術におけるコミュニケーションの橋渡し
    良い意味・悪い意味でもCTOが技術的な面でのコミュニケーションのハブとなって、関係者と話をする橋渡しをしていました。『スケーラビリティある組織なのか』というと課題点があります。このスケーラビリティを向上させなければエンジニア組織の単一障害点になってしまいます。
  • エンジニアのグローバル化
    エンジニア組織体制とは直接関係ないですが、外国籍のエンジニアの方が増えて、エンジニア組織では2割弱が外国籍の方になりました。エウレカはグループ会社にUSやEUに本社を置く企業が多いため、英語を活用することも増えています。
  • オーナーシップとは何なのか
    ただ主導を持って行動して行くのがオーナーシップなのか。もちろん、目の前にあるタスクを主導していくことはやれている組織ですが、『Pairsをこうしていきたい』と思えるよう、今以上にPairsのブランドやプロダクトの戦略を認識して意思決定をすばやくもしていければと思います。

2019年の良かったところは、エウレカのエンジニアやそれ以外の職種の方々のスキルに助けられて様々なものが達成できたことです。僕個人としては、とても広く浅くなりがちだったので反省することが多い一年になりました。

2020年以降に向けた動き

この2019年の振り返りを踏まえて2020年以降もエンジニア組織が成長しやすくしていくのと、個々人のエンジニアもそれにあわせて成長できるような組織にしていかなければ、3〜5年後も生き残っていけないなと考えています。このご時世、エンジニアのキャリアはあってないようなものなので、その状況でも『エウレカにいたからこそ成長できた』と感じられるエンジニア組織を構築していきたいと思います。

どのようにしていくのか?

当たり前のことを当たり前のようにやるために、『組織の動きについて』に書いたことを再帰的に実行していくのがまず第一だと考えています。動くためのテーマをエンジニア組織の中で分割し、それぞれに対してフォーカスしていければと思っています。

また、組織としてはエンジニアリングマネージメントを理解する人を増やすことも重要なのと、理解することによって個人の成長にもつながるはずなので、今までの経験をドキュメンテーションするのがまずは僕が一番にやるべきことでしょう。これも当たり前のことを当たり前にやらないとですね。

エンジニアとしての技術アウトプットと成果のバランスを踏まえて、まずは体系だってエンジニアリングを深めることができる環境を提供していくのと、体系だった動きを知ったあとは自身でカスタマイズできるところまでの何かをサポートできればと思います。

対外的な活動も増やす

ここ最近、忙しさに波があることが多かったため、勉強会への参加などの対外的な活動を控えていたのですが、こういったこともエウレカの認知を増やす上で再開していければと思います。

おわりに

今年は、割と忙しさにかまけてエンジニア組織の地盤となるような面が疎かになってしまったなと反省する一年でした。もちろん、その裏ではやれていないやるべきことも消化できたので良い一年でした。(特に、自分の英語力は結構上がった)

エウレカに在籍して8年目になるので色眼鏡もあると思いますが、エウレカの組織全体は細かすぎないが粗すぎもしないマネジメントなので、居やすい環境だし挑戦できる面も多いかと思います。まだまだ組織を成長させるべきところは多いので、なにか気になることがあれば直接ご連絡ください。

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Hi, I’m kaneshin. I’m currently working as an engineer based in Tokyo, Japan.

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