主体性を重視するOST形式のミーティングで組織戦略を深く理解する会を開催しました

futabooo
Eureka Engineering
Published in
4 min readFeb 1, 2019
3スロットのディスカッションが終わったあとの風景

こんにちはエウレカのカイゼンマスター@futaboooです。先日会社の組織戦略の理解を深めるOSTを実施したので、その時の様子をご紹介します。

OSTとは

OSTとはオープン・スペース・テクノロジーの略で、関係者が一堂に会して話し合うホールシステム・アプローチの代表的な手法です。大まかなテーマに沿って、参加者が自らが解決したい問題や議論したい課題を提示し、進行の段取りも自主的に決めるなど、個人の主体性を重視することで参加者のコミットメントを最大限に引き出すのが特徴です。OSTは参加人数の多少にかかわらず、生産的かつ創造的なミーティングやカンファレンスを実施し、集合的意思形成に向けた取り組みを促します。

持ってきた課題をみんなに向けて発表しているところ
みんなが出した課題をタイムテーブル化

今回は20名程参加者が集まり、12個の議題が提示されました。1セッション20分で4箇所に分けて議論をできるすスペースを作りました。

なぜやろうと思ったのか

Henrik Kniberg / Alignment and Autonomy

SpotifyのAlignment and Autonomyの図を見たことがある方も多いと思います。左上はトップダウンでWhy・What・Howまでを決めてメンバーは実行するだけの状態です。右下はメンバーがWhy・What・Howを考えて実行している状態です。この両方のいいところを抜き取って右上の状態にすることで、組織としての一貫性と個人としての自由度の両方を実現しようとするのがAlignment and Autonomyの考え方です。

ポイントとなるのはWhyとWhatはリーダーが提示し、Howはメンバーが考えて実行するのでメンバーのWhyとWhatへの理解度が重要となる点です。

WhyやWhatは戦略と言い換える事もできると思います。戦略を会議で聞いたり、資料で見たりするだけで理解できることは稀だと個人的には思っています。そこでメンバーが自ら戦略について議論する場を設けることで深い理解を促そうと考えて今回のようにOSTを実施しました。

やってみてどうだったか

参加したメンバーからはよかった定期的にやりたい、みんながどのように認識しているのか一人一人違っていることが分かった、というような感想をもらいました。認識が違っているということが分かったのは大きな成果だと感じています。

会の中ではネクストアクションまででないこともあるので、今後は開催後のフォローなどもできるようにしていきたいと思っています。

おわりに

すべてのメンバーが共通認識を持って戦略を理解した状態の組織を目指してこれからも様々な仕掛けをやっていきたいと思います。

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