Pairs事業部全体での「カンバン」を作り直しました。

futabooo
Eureka Engineering
Published in
4 min readApr 28, 2018

こんにちは!エウレカでAndroid開発やらちょっとしたプロセス改善やらをやっている@futabooo(ふたぶー)です。

以前弊社の梶原がPairs事業部全体での「カンバン」を作った話を紹介してくれました。今日はその「カンバン」を作成から2週間で作り直した話をしようと思います。カイゼンです。

Pairs事業部全体での「カンバン」をつくるにいたった経緯や考えについての詳細は記事をご覧ください。(先にこちらを読んでいただいたほうがこの記事の内容もスムーズに読んでいただけるように思います!)

プロセス改善委員会

4月からの組織変更のタイミングで事業部横断のプロセスを見直すプロセス改善委員会が各チームの中から1人以上参加する形で作られました。「カンバン」をVol.1から2週間で作り直すにいたったのも、このプロセス改善委員会によるものです。

プロセス改善委員会は週1で開発プロセス全体の改善について話し合いをしています。各チームの視点からもっとうまくやれそうなことやうまくやれずに困っていることを共有し、次のアクションを一緒に考え実行するということをやっています。

「カンバン」Vol.1での課題感

「カンバン」Vol.1では各ステージ(縦の分割、検証・開発・QA・効果測定など)内での優先順位がつけられており、ひとつのストーリーに関係する付箋が横一列に並ぶとは限りませんでした。

各チームごとでみた時はステージ内での優先順位がわかっていればそれでよかったのですが、俯瞰して見てみると優先順位が高いストーリーがちゃんと進んでいるのか?に対してすぐに答えることが出来ない状態だと感じていました。

各チーム内ではJIRAやTrelloによるタスク管理を行っていたので、事業部全体「カンバン」ではもっとマクロに状況を把握できるような作りに変えたいと考えました。

「カンバン」Vol.2を作る

「カンバン」Vol.2の草案を考えたホワイトボードです。

ストーリに紐づくものは横一列になるようにする

Vol.1からの変更点として一番のポイントは各ステージ内でのDoingとDoneを横に並ぶようにしたことです。ユーザーストーリーに紐づく付箋が横一列に並ぶようになり今どのストーリーがどこまで進んでいるのかを俯瞰して見ることが簡単になりました。

アバターを使ってWIPの制限を表現する

カンバンにおいてWIPの制限はとても重要です。Vol.1では走り始めたばかりということもあってWIPの制限を設けようとはしていましたが、「カンバン」上で表現することができていませんでした。Vol.2からは各チームごとのアバターをチームの人数分用意しDoingの付箋につけることで表現しました。

人数以上のタスクを同時にこなすことがないようにすることでコンテキストスイッチを無くし、サイクルタイムを短くし、ユーザーに価値を提供する速度をあげ、フィードバックを得たらそれを施策に反映するというような流れを高速に行うことが出来るようになります。このあたりの考えについてはこちらの資料に詳しいのでぜひ目を通してみてください。僕は3回ぐらい読みました。

おわりに

「カンバン」を作り変えた話をしてきました。作り変えてからまだ数日ですが、既に改善できそうなポイントが出てきています。初めてやることが最初から完璧にできるということは滅多にないと思います。まずはやってみる、そして改善を繰り返して行く。シンプルだけど効果のある方法だと感じます。

来週には、また「カンバン」が変わっているかもしれません。

--

--