振り返り会のTryを考える時に意識しておきたいこと

futabooo
Eureka Engineering
Published in
3 min readNov 18, 2018

こんにちは。今日は普段自分が関わっていないチームの振り返り会を観察していた時に、Tryを出す時にこんなことを意識しておくとTryからの学びを増やすことができそうだなと感じた点について3つ紹介したいと思います。みなさんの振り返りの気づきになれば幸いです。

①どんな課題を解決するTryなのかチームの認識が一致していること

いきなり、「当たり前だろ!」とツッコミを受けそうな内容ですが、大事なことだと感じたので書いています。

それまでペアプロをやってWIP数2でやっていたチームのTryにWIP3にしようというものが上がっていました(WIPとはWork In Progressの略で同時進行するタスクの数を表しています)。チームの人数的にWIP3になるとペアプロが成立しない場合が出てきます。外から見ていた自分にはペアプロをやっている時に享受できていたナレッジシェアのメリットが無くなると思うけど、それでもこのTryを実行することについてチームの認識が合ってるのかな??と感じました。

振り返り会の後にチームに質問してみたところ、チームメンバーの認識は統一されていたので素晴らしいチームだ!とホッとしました。

どんな課題を解決するTryなのか?そのTryが生み出すデメリットはなんなのか?の認識をあわせておかないと、次回の振り返り会で予測できたデメリットを言って終わりになってしまうこともあると思います。

②チームの誰もがそのTryを推進することに合意できていること

声が大きい人が言ったTryが採用されてしまうという場面もあると思います。しかしチームで合意したTryにしておかないと結局実行されずに終わってしまうことになりかねません。

そんなときには掲げたTryに対して5フィンガーをしてみると良いと思います。5が自分が積極的にそのTryを推進してもいい1がこのTryになったら自分は声を荒げるぞ!みたいな感じです。

③Tryの手段として越境することも視野に入れておくこと

チームで振り返り会をしていると自分たちだけでなんとかする方法を考えてしまいがちです。しかしチームの外に専門家がいるかもしれないですし、すでに知見を持った誰かに聞くだけでうまくできるようになる可能性もあります。

チームに限らず事業や会社は規模が大きくなるだけで味方に違いはありません。助けてくれー!力を貸してくれー!と言ってみてもいいんじゃないでしょうか。

おわりに

いかがでしたでしょうか?簡単にですが振り返り会のTryからの学びを増やすために意識しておくと良さそうなことを紹介しました。今後もなにか気づいたことがあれば書いていきたいと思います!

最後に宣伝になりますが、年明けのRSGT2019で登壇することが決まりました。開発プロセスに興味あるかたはぜひご参加ください。

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