エンジニアの僕が絶対やるJIRAの4つの設定
こんにちは!最近Couples事業部からPairs事業部へ異動になった二川です。
エウレカではAtlassianのJIRAとConfluenceを使用していますが、これらを使用する上でエンジニアが少しでも作業をしやすい環境にするための設定をご紹介します。
(JIRAのAdmin権限がある前提で記載しています。)
はじめに
今回は下記の内容を可能にする設定をご紹介します。
- JIRAとGithubの連携を可能にする
- JIRAチケットのステータスをGithubのブランチ操作と連動させる
- Kanbanボード上で担当者をサクッと絞り込む
- 操作一つでJIRAチケットとConfluenceに相互リンクを設定する
これらの設定をしておくことでチケットのステータス変更を忘れてつめられたり、コードを書くこと以外への頭の切り替えコストを抑えることができるようになるのでコードを書くことに集中していられる時間が長くなります。
開発中にはならべくコードを書くことだけに集中できる作業環境を整えることで、最高のパフォーマンスを発揮したいものです。それでは各設定の詳細へ行きたいと思います!
1. JIRAとGithubの連携を可能にする
なによりもまず先に絶対やる設定です。
この設定はあえて言うまでもないと思いますが、ハマりポイントもあるので記載しておきます。
設定項目からApplicationsを選択します。
Applications画面のサイドバーからDVCS accountsを選択し、Link Bitbucket Cloud accountかLink Github accountを選択します。
(今回の場合はGithubの方を選択しました。)
連携に必要な情報を入力してAddを選択します。
設定が完了すると連携設定をしたリポジトリ一覧が表示されるようになります。
一度連携をした後に作成したリポジトリは、再度設定をしないと反映されないので運用を始めたあとは注意が必要です。
2. JIRAチケットのステータスをGithubのブランチ操作と連動させる
開発を始めたらチケットの状態を作業中に変更するというのは毎回必要な作業です。
エンジニアにこんな作業毎回やらせていたら「JIRAめんどいからつかわん」と言われてしまうかもしれません。
すべてのチケットに適応できるわけではありませんが、BitbucketやGithubのブランチ作成をともなう開発チケットについては自動化が可能です。
設定項目からSystemを選択します。
Issuesを選択し、Workflowsを選択します。
(Workflowsが何かについてはJIRAのドキュメントをご覧ください Working with workflows | Atlassian Documentation)
Workflows画面で編集したいWorkflowsのEditを選択します。
Statusを作業中へ変更するTransitionを選択します。
Add Triggerを選択します。
Branch createdを選択し、Nextを選択します。
連携しているrepositoryの一覧が表示されるので、Add triggerを選択します。
Triggerの追加が完了すると一覧に設定されているTriggerが表示されるようになります。
Brantch Createdを選んだ手順で他の選択肢を選ぶことで、PullRequestが作られたタイミングやマージされたタイミングをTriggerとすることも可能です。
3. Kanbanボード上で担当者をサクッと絞り込む
Quick FiltersとはJQL(JIRAクエリ言語Advanced Searching | Atlassian Documentation)でチケットのフィルタを作成し、カンバン上で簡単に使えるようにしたものです。
全体の状況を確認するカンバンを表示しておくだけで自分担当のタスクと全体のタスクを確認可能にすることができるので、ページの遷移をわざわざする必要がなくなります。
カンバンの右上BoardのプルダウンメニューからConfigureを選択します。
CONFIGURATIONの中からQuick Filtersを選択します。
JQLに名前をつけて保存することができます。
保存したフィルタをカンバンで選択すると2枚目のキャプチャのように表示されるチケットを絞ることができます。
4. 操作一つでJIRAチケットとConfluenceに相互リンクを設定する
企画・施策の詳細をConfluenceにまとめて、開発時にはConfluenceのページを確認するという場面も頻繁にあると思います。チケットのDiscriptionにURLを貼り付けるという方法でも共有は可能ですが、もっと便利な方法が用意されています。
チケットのIssue Linksのプラスマークを選択します。
Confluence Pageを選択して対象のConfluenceのページのURLを入力、もしくはsearch for a pageから検索して選択します。
これだけでJIRAのチケットとConfluenceのページをリンクさせることができます。
相互のリンクさせておくことで後々振り返りなども簡単にすることが可能です。
おまけ:JIRAの見た目をカッコ良くする!
Choromeの拡張機能を使ってCSSをいじると見た目の変更もできます。
Stylich | Chromeウェブストア
Jira Dark theme | userstyles.org
おわりに
JIRAにはすごく便利な機能がたくさんある割に設定方法が複雑だったりDocumentが英語のみの事が多いので、すべての機能を使いこなすのがなかなか難しいなぁと感じています。
今後も便利機能の設定方法は積極的にアウトプットしていくことで世のJIRA使いたちを増やしていきたいと思っています!