時間を吸い取るスマートフォン
テクノロジーの波に飲まれない様に
凪
思えば僕はいつも静かな場所を求めていた。
- 早朝のカフェ
- 図書室
- 1人部屋
- 愛車の中 etc
静かな場所でゆっくり自分と向き合う事を好んでいた。そのはずだった。
三角波
ところがスマホを持ってからはいつのまにか騒がしい場所にいる事が多い。Twitter・Instagram・Facebook・LINE。情報の波がいくつも押し寄せてくる。
静かな場所へは簡単に行けなくなった。
スマホを持っているといつでも通知がやってくる。
通知音が鳴る。
スマホを見る。
通知音が鳴る。
スマホを見る。
繰返し繰り返される。
段々、段々と意味も無くスマホを見る様になる。パブロフの犬のように。
最近iOSに実装されたスクリーンタイムで自分のスマホの使用時間を調べて見ると、実に起きている時間の35%スマホの画面を眺めていた。この時間が有意義だったか?っと振り返ってみると、そうは感じられない事が多い。皮肉な事だ。
AppleのiOS、iPad、iPhoneプロダクトマーケティング担当副社長であるグレッグ・ジョズウィアック氏がPodcastでスクリーンタイムについてこのように説明している。
iOS 12から追加された「スクリーンタイム」は、アプリなどをどれだけ使っているかわからなくなるときがあり、ユーザーとその子どもたちがアプリを使ったりウェブサイトを見ている時間や、デバイスを使っている全体的な時間について一段と深く理解できるようにすることが目的で、この機能により、間違った推測ではなく、正しいiPhoneとiPad上での時間の使い方を選び、その時間を最大限に活用できるようにすることが目的だと説明している。
スマホを使う事自体は悪い事ではない。条件反射的にスマホを使って時間を吸い取られるのが問題だ。自らの意思でスマホを活用する事が大切なのだ。
波乗
今後はVR・MRデバイスも普及すると考えられる。そうすると起きている時間のほぼ全ての時間をなんらかのディスプレイと共に過ごす事になる。テクノロジーの波に飲み込まれない様に、上手くテクノロジーの波を乗りこなして行こう。そうする事で今よりも充実した生活を送れるようになる。