IT化した設備業界
僕の頭の中の未来像
朝起きてSiriに今日の予定を聞く。
僕「今日の予定を教えて?」
Siri「今日は9:00から○○工場でエアコン新設工事があります。自宅を8:15までに出発すれば間に合います。現場の天候は晴れです。」
僕「ありがとう。」
Siri「どういたしまして。お役に立てて光栄です。」
現場へは自動運転車で向かう。車のナビとクラウドカレンダーが連携しているのでカーナビには既に目的地が設定されている。移動中に車載VRヘッドセットを被り、現場調査時に撮影しておいた360°写真に“入り”KY (危険予知)活動を済ませておく。
現場に到着。MRグラスを着用し守衛へ向かう。入門申請書類の書き方などをEvernote for MRで確認しながら記入して入門する。
まだ一度しか訪問していない現場だが、MRナビが客先事務所までナビゲートしてくれるので問題ない。
お客様に挨拶を済ませて、共に施工現場へ。
僕「施工完了のイメージはこの様になります。」
機器や配管経路をタブレットのディスプレイを介して、ARアプリで説明をする。( Pokémon GoのPokémonがエアコンに変わるイメージ)
僕「エアコン、リモコン、冷媒配管、ドレン配管の設置位置・経路は問題ないでしょうか?電源はこちらの分電盤からの取出しで問題ないでしょうか?」
客「特に問題ありません。」
僕「承知しました。それでは作業に入らせて頂きます。」
職人との打ち合わせ。
作業工程・作業人員の健康状態を確認して、タブレットに表示してあるKY・TBM用紙に作業人員全員にサインをしてもらう。
作業開始。
要所要所で職人がMRグラスを着用し、機器設置位置を確認する。もう墨出しをする必要はない。配管ルートやコア抜位置も同じ要領で施工する。
MRグラスには工事要領書までも表示されるので、新人でもある程度の作業はこなせてしまう。また、次の作業工程を見越して工具を渡すなど、上司のフォローもしやすい。MRが普及して作業効率が格段に上がった。
新設エアコン設置が完了したら、試運転データをタブレットに入力して、その場で報告書を作成してクラウドにアップする。お客様の要望されたらその場でメール送信する事も出来る。
作業完了。
作業が終わり、お客さんに挨拶しに行く。
タブレットで作業写真を見せながら報告し、作業完了証明にサインをもらう。
僕が想像する未来像を描いてみました。
IT技術は日々先に進んでいても、実際の建築設備業界のIT化は現場側が対応できずに使いこなせていないのが実情。引続きブルーカラー × ITをキーワードに頑張ろう。