Bullet Journal とポモドーロ仕事術を組み合わせると、すごくいい

タスクをマイクロマネジメントせず、大雑把に管理し、振り返ると、生産性が高まる

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Bullet Journal & ポモドーロテクニック

最近、バレットジャーナルを始めました。バレットジャーナルってなに?という方は、以下をどうぞ。

私は、カラフルにデコレーションしたり、シールを貼り付けて飾ったりはせず、「単色で、ログを記録してく」使い方をしています。

なお、デコレーションとかが好きな人は、やるべきでしょう!仕事の生産性を高めるだけのため以上に、楽しいってのは大事ですから。

さて、このバレットジャーナルを使い始めて、すぐに取り入れて、役立ったことがあります。それが「ポモドーロ仕事術」を使うことです。

始めたのは、ポモドーロテクニックではなく、「ポモドーロ仕事術」です。

ポモドーロ仕事術と、ポモドーロテクニッの違いとは?

ポモドーロテクニックとは、多くの人が聞いたことがあると思います。トマトの形をしたキチンタイマー(これを使う必要はないですが)で、25min計測し集中して仕事をする。その後、5–10min 休憩をする。そして、また25min集中して働くというものです。4ポモドーロをやり切ったら、長めの休憩をとることが奨励されています。

Photo by Andrea Riezzo on Unsplash

要するに「25minずつ集中、休憩を挟みながら仕事をする」というものです。

これを取り入れるだけでも、生産性が上がるのですが、これだけでは「もったいない!」です。

これは「ポモドーロテクニック」であって、「ポモドーロ仕事術」ではありません。

ポモドーロ仕事術とは?

「どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門」 https://www.amazon.co.jp/dp/B07NRKH13Z という書籍があります。

この中で「紹介されている仕事術」のことを指します。やっていることは簡単です。

  1. 仕事をリストアップ
  2. 1つ1つの仕事に対して「何トマト必要か?」を記入する
  3. スケジュールを調整して「必要なトマト分」時間を確保する
  4. 集中して仕事する

そして、もっとも重要だと思われる作業が「振り返り」です。仕事を行った後、「実際のトマト」をチェックします。

  • 途中で邪魔が入ったら「トマト」失敗とする
  • 予想より少なかったか?
  • 予想より多かったか?

もし、25minの集中を行っている最中に邪魔が入ったら「ポモドーロ中断」ということで失敗として数えます。もう一度、仕切り直します。さらに、元々の想定よりも多く時間がかかったか、かからなかったか?を記録します。

この記録によって「邪魔が入らなくする工夫」を考えるようになります。また「予想との違い」によって、仕事の見積もりが向上します。さらに重要なことは、「それぞれの仕事に、実際はどれぐらい時間が必要なのか?」を把握できるようになります。

P.F. ドラッカーも「まず、時間から始めよ」と経営者の条件で書いています。ポモドーロ仕事術(見積もり、記録、振り返り)をすることは、仕事の基本になります。

しかも、25minを表す「トマト」で仕事サイズを管理することで「マイクロマネジメント」に陥らなくて済みます。

具体的な例

以下のように、仕事のためのボレットを書いたとします。Mediumの記事を書くに、トマトの絵を書いてもいいですし、それぞれの仕事にトマトの絵を描いてもいいでしょう。

今回は、それぞれの仕事の時間を知りたいので、以下のように「Mediumの記事を書くを分解した、それぞれのタスク」にトマトを書きました。

トマトの絵は、丸を描いて上部分に「星マーク」を書くとすぐにできます。

見積もりのためのトマトを描いた様子

この後、仕事をします。タイマーをセットして、上から順番に仕事をします。

例えば以下のようになったとします。

  • 「コンセプトを決める」は、2トマトではなく、15minで終わった
  • ボレットを作るは、邪魔が入った。さらに2トマト使った
  • 清書は予想より時間がかかって、2トマト使った

すると、以下のように記入します(あ、ボレットのところのトマトに+を入れ忘れた・・・)

バレットに、トマトの絵を加えた様子

上のように描いておけば、予想と違ったことが「一目瞭然」です。このような形で仕事を続けると

  • 仕事の見積もりがうまくなる
  • どこの仕事に時間がかかるのかがわかる
  • だんだん、タスクを大雑把に(集中力が続く時間単位で管理)管理できるようになる

いわゆるタイムボクシングと呼ばれるような仕事ができるようになります。

こうなると、「もうすぐ、子供を迎えにいかなければ・・・。もう1トマトしかできないな。よし、今日は仕事を終了しよう!」となります。

まとめ

アナログで仕事を管理する良さは、「工夫」と「見える化」にあります。アナログなら、すぐに仕事の仕方を変更できます。アプリなら、ごちゃごちゃ設定を変更したり、アプリそのものを別のものに変えたりする必要があります。

アナログなら、思い立った時から、ちょっと工夫ができます。

次に、ToDoアプリなどは「実行したタスク」が見えなくなります。自分が何を達成できたか、どれぐらい時間がかかったのか?がわかりづらいです。もちろん、記録できるアプリもありますが、秒単位、分単位です。細かすぎます。

トマト単位なら、解決すると思います。

参考になれば、幸いです。

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toiee Lab 亀田
毎日が学びと発見

toiee Lab CEO。ティール組織運営中。情報学の博士号(人工知能研究)取得後、ソフトウェア会社を起業後、人間本来の学習について研究し、toiee Lab設立。人類の学習能力のアップグレードする(に貢献)という夢を生きてます。