ズボラな私は「どうぶつの森」でスローライフを楽しむことはできるのか②

Shelly
exploring the power of place
5 min readSep 19, 2020

※この記事は「ズボラな私は『どうぶつの森』でスローライフを楽しむことはできるのか①」の続きです。

前回の記事を書いてから、Amazonの在庫を確認し続け、ついに8月末にSwitch本体が家に届いた。そして一緒に「あつまれどうぶつの森」のソフトも購入。私のスローライフが始まった 。

ズボラな私は「どうぶつの森」でスローライフを楽しむことはできるのか。まず、2週間遊んでみた結論から言うと、「ズボラでもどうぶつの森でスローライフは楽しめる。ただ、ゲーム内の生活でもズボラな性格は出てきてしまう」。

一応遊んだ経験がない方達に説明しておくと、「どうぶつの森」は無人島に移住して、魚や虫を捕ったり、家を立てたり、他の住民を島に呼んで住んでもらったりしながら、自分なりに島で街づくりをしていくゲームである。始めてから半月なので、私も全貌を把握できているわけではないが、ひとまず今進めている範囲内のことで語っていこうと思う。

遊んでみた率直な感想としては、「めっちゃ楽しい!ってほどではないけれど、なんとなく気になって見てしまう」。何時間ぶっ続けでやっていたいほどではないが、時間があればちょこちょこと進めたくなり、あっという間に無人島(自分が住む島)の移住費用と家のローンも払い終えてしまった(ゲーム内ではゲームを楽しんだ分ポイントが溜まってそのポイントで移住費用を払うことができ、家のローンは捕った虫や魚を売って溜まったお金で払うことができる)。

現実で楽しめないことを、ゲーム内で叶えることもできた。最近、髪の色をピンクにしたいのだが、現実ではそう簡単にできないために、ゲーム内での自分のアバターの髪色をピンクにしてみたり。今年はコロナの影響で軒並み花火大会が中止なので、毎週日曜日の夕方にゲーム内で行われている花火大会を見に行って写真を撮ってみたりなどしていた。また一応、コツコツと働いてお金をもらったり、島の景観を損なわないために草むしりをしたり、めんどくさそう…と思っていたことについても楽しむことができた。

しかしながら、その楽しみ方に私の「ズボラさ」がよく現れていたと思う。例えば、草むしり。ゲームが始まって最初の方に、「ズボラでも雑草生やしっぱなしにはしないんだから!」と息込んで、島全体の草むしりをし始めた私。しかし、全部綺麗さっぱりなくすわけではなく、「まあこんなもんかな」と見えににくい場所や、まだ使われそうにない場所の雑草はそのままに。よく見えるところだけを草むしった。これは現実の私も同じ。自分の部屋の掃除片付けをする時も、普段はまずは目に入るところだけ、何かある時(人が家にくるとか)や気が向いた時に、あまり目に入りづらい部分も片付ける。

また、私はゲーム内で、色々な持ち物を自分の家に収納せずに、家の前に並べていた。どうぶつの森では、自分のアバターがポケットに入れて持ち歩きできる持ち物の数というのは決まっており、入りきらないものは自分の家に収納したり、そこらへんに置いておいたりなどする。おそらく、大体の人が入りきないものは家に収納しておくであろう。しかし、私には、どうしても「家に戻って、家の中に入って、収納ボックスをみて、モノを取り出して、家から出る」という工程が面倒くさくてならなかった。そこで、「どうせ誰も気にしないだろうしいいや」と家の前に、ポケットに入りきらないものを並べることにした(写真参照)。現実の私も、なるべく作業の工程を減らして動くことを少なくしたり、人の目がなければ、自分の見た目が悪くても使いやすいようにモノを変えたりする。ズボラ精神がよく発揮されいると思う。

ちなみに、家の中は全く散らかっていない。というのも、まだお金が少ないのでモノは増えないのである。ただ、しばらく使わないであろうインテリアや洋服は家の中に収納されている。直近で取り出す予定がないし、収納するだけならあまり手間ではない。現実世界のようにいちいち綺麗に畳んだり、整頓したりする必要がないので、ラクに収納ができる。

道具や材料を家の前に並べている(目が腫れているのは蜂に刺されたため。薬を飲めば治りますが、ほっといても治るのでこのままに。)

このように、「ズボラな私でもどうぶつの森でスローライフを楽しむことはできるものの、現実の私がどうしても出てきてしまい、ゲーム内でも私のズボラさがよくわかる」という結果になった。もうどうぶつの森もおうち時間が始まった以前よりは人気が衰えてきているとは思うが、これから始めようとしているズボラな方には安心して始めてもらいたい。また、ゲーム内での自分と現実の自分の行動での共通点を探しながらゲームをしてみると、また今までとは違った視点でゲームを楽しむことができるかもしれない。

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