大学同窓会:ゲーム好きが高じて40代の転職だってさ
2027.10.2
週末に大学の同窓会がありました。同窓会といっても、バーベキューするだけなんだけど。大学卒業から25年が経とうとしていてみんな本当に絵に描いたようなおっさんだな…という中で一人、40代のキャリア転進した友人がキラキラしていたので、その話でも。
彼は大学時代からすごくゲームが好きで好きでずーっとやっていたのだけど、IT系会社に就職してSEとしてキャリアをつみつつ、親の介護をしていました。そこで出会ったヘルスケアゲームを使った「ゲーム療法」というジャンルに魅了されて、4年前に40歳にして会社を退職!!
ヘルスケアゲームは、もともとはうつ病を治療するゲームが主流だったらしいが、今では認知症や生活習慣病のトレーニングまでタイトルは1000本以上にわたるといいます。
従来この分野は作業療法士が担っていた分野だったが、あまりに人気で、ゲームタイトルも増え続けるため、作業療法士から分業した専門資格「ゲーム療法士」制度が3年前に始まった。彼はその資格ができた年の第1期生!一般社団法人ゲーム療法士協会にも所属し、最近は高齢の療法士の育成に励んでいるそうだ。近い世代だとリラックスして治療が進められるとのこと。へー。
彼は療法士として働く傍ら、彼自身もインディーズのヘルスケアゲームを作っている。
「認証をとるのが大変なんだよ。最近ではマインドコントロールっぽいようなゲームが犯罪につながるケースもあるしさ。」と、話していた。
新しい分野は、いつになってもイタチごっこは終わらないもんだね…。
彼は別れ際にこういった。
「そろそろお前も認知症予防プログラム始めた方がいいんでない?処方してもらうようにお願いしようか?」
僕は「いやいや勘弁!まだ40弱じゃん?冗談きっつ!」というと、
その場にいた友人のほとんどに
「おまえって未来の事やってたのに遅れてんのなー」と言われてしまった…笑うしかなかった。
アメリカの医療機関が推奨している心の状態を安定させるゲームが生まれています。アメリカのライトスプライト社は医療やデータサイエンス、ゲームの専門家が集まった医療用のゲームを開発するスタートアップです。
現在、25~50歳の女性のメンタルヘルスを良好に保つゲームの開発を進めており、将来的には糖尿病や癌など、慢性疾患を対象にしたゲームも開発する意図を表明しています。
「10年後の働き方」第5章<事例30>ゲーム療法士で紹介しています!