新婚在宅勤務エンジニアの話

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エンジニアの家庭運用Tips
7 min readDec 17, 2016

家庭を支える技術 Advent Calendar 2016の12月17日の記事です。

2015年10月から在宅勤務エンジニアしていて、そこから感じたことなど書いてみます。

去年の今日は実家の自室で気ままに開発作業していましたが、その後いきなり結婚したり実家でたりしつつも在宅勤務生活は変わらず、環境の変化のわりには今日も1年前とそこまで変わらない引きこもり生活しています。

ちなみにこちらで働いていて、正社員エンジニアは僕だけです(大変に思われたりしますが、僕は色々と自由が効いてとても快適に思っています)。

在宅勤務の素晴らしさ

以下のようなスタンスなので、在宅勤務最高と思っていて、結婚前も後も快適に過ごしています( ´・‿・`)

  • 極力楽したい
  • ストレスを最小化したい
  • 無駄なことをしたくない
  • 楽しいことをしたい
  • 成果/労力 を最大化したい

常時自宅でもなく、基本的に水曜日夕方だけ出社していますが、それはむしろ良い気分転換です。その時間帯の電車空いていますし。コミュニケーション必要などの場面で出社するのは目的があるので苦では無いですが、そうではなく漫然と出社・退社を繰り返すのに違和感を感じています。

在宅勤務で4時間きちんと集中して作業すると、会社に8時間滞在する時相当(通勤時間入れると10時間相当)の成果が出せているかなと感じています。残りの余裕ある時間は、普通に働いて成果を増やしたり(通勤時代の最大2倍程度の成果出せる)、勉強したり技術記事書いたり、ちょっと休んだり、など余裕の出来た時間を色々活用出来ます( ´・‿・`)

通勤時代の生活

上に書いたスタンスは一貫しているので、通勤を余儀なくされていた頃はそれに近づけるために、朝5時台に早起き(といっても自然起床でしたが)して、始発くらいの空いている電車で会社に行って、出社直後は適当に気になったこと調べたりネットサーフィンしたりして、その後は普通に仕事して、わりと早めに帰る生活していました。これでもまあまあ快適でしたが、たまに普通の時間に出社した時などは満員電車がストレスで、よくみんなこんなの毎日耐えているなと思ったりしていました。

と、工夫をすることで通勤時代もそれなりに過ごしていましたが、いくつか不満もありました。

開発環境が制限される

僕はコスパ主義なので、それに見合うように自室の開発環境はベストに保つようにしています。一方、会社だと予算や環境的に、必ずしもベストとはいかなかったりします。つまり、わざわざ往復2時間近くかけて通勤して(さらに夏は暑く冬は寒いなど我慢しつつ)、自室より悪い環境での開発作業を余儀なくされる、という状態でした。これでけっこうもやもやしてました。他にも細かいストレスなどもありました。もちろん、対面でのコミュニケーションなど大事な時もありますが、「今日はひたすら黙々と開発」という時でも出社させられる状態であったりして、不本意でした。

在宅だと何か出来るか

上で述べたとおり、開発作業的には、僕は最高の効率で取り組めます(自宅では集中できないなどの理由で向かない人もいると思いますが)。その他の観点でいくつか書いてみます。

隙間時間に家事が出来る

30–60分くらい集中して作業し続けると、基本的には休憩や気分転換挟んだ方が捗ります(ポモドーロテクニックとしては25分ごとに5分休憩)。

通勤していると気分転換法は、トイレ・おやつやせいぜい近くを散歩くらいに限られますが、在宅だとちょっとした家事をすることも出来て効率良いです。開発作業の気分転換なので、まったく別の種類の雑務をこなすのはあまり負担になりません。

子どもができたら、さらにメリット大きくなりそう

結婚・同棲はそこまで大きな変化でも無かったと思っていますが、子どもができると負担が色々大きく増えると思います。その中で在宅で自由が効くというのはすごく大きなメリットだと想像しています。日中はきちんと集中して仕事する必要があるのでそれについては、子どもを預けるなり奥さんと協力するなりの工夫が必要ですが、少なくとも毎日出勤するよりは大きな自由があるのは確かなので、何かとやりやすくなるはずです。

在宅勤務可な会社がもっと増えてほしい

僕自身、今後会社変わることありえますが、一回こういう快適な生活に浸かってしまったので、今後も基本的にはリモート勤務可(毎日でなくともある程度は)な会社が良いなと思っています。

会社のコストカットにもなる

僕が今勤めている会社(まだ正社員3人のベンチャー)のオフィスには、まともに開発作業出来る環境が無いですが、その分自由に在宅勤務させてもらっているので、その点に関してまったく不満無いです。定期代も浮きます(週2の往復分はいただいています)。僕の満足できる環境をゼロから整えると初期費用50万円程度 + 毎月継続的に数万円以上かかるはずなので、特にベンチャーは在宅勤務可にするメリット大きいと思っています。

ただ、大手だとこのメリットは薄いとは思います。また、必ずしも皆リモート勤務に向いているわけではないので、実際問題としてはそのあたりも悩ましく思うことも多いと思います🤔

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