🤰コロナ禍での妊娠・出産の記録

2018年に1人目を出産し、2022年にコロナ禍の中で2人目を出産しました。2人目の妊娠・出産では、通常の初産と経産の違いに加え、コロナ禍特有の経験をしたので、それについて書きます。

💉焦ったコロナワクチン

日本でコロナワクチンの高齢者の優先接種が落ち着き、職域接種や高齢者以外の接種の予約が始まった2021年6月頃、自分の職場でも職域接種の募集が行われました。予約を行おうと、妊娠中のワクチンについて調べていたところ、以下のように妊娠12週までは接種を避けることを推奨する文章が記載されていました。※現時点の記載とは異なります。

妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンを接種することができます。

(略)

器官形成期である妊娠12週までは、偶発的な胎児異常の発生との識別に混乱を招く恐れがあるため、接種を避けていただくこととしています。

https://web.archive.org/web/20210624003422/https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0027.html

※この記載は、2021/6/24時点で記載されていた文章の一部です。現時点とは異なるので注意して下さい。

職域接種の日程では妊娠12週に満たなかったため、予約は断念しました。同ページには、胎児や出産への影響は認められなかった報告などが記載されており、この文章は念のための文章であることは感じとったのですが、自分がそこまでリスクある生活を送っていなかったことから、一応、妊娠12週以降にワクチンを受けようと思ったためでした。

💉週数問わずワクチン接種推奨へ

この妊娠週数の言及は、後の2021/8/14に削除されました。正直、早く言って欲しかった、という気持ちでした。

しかし、厚生労働省ホームページ「新型コロナワクチンについてQ&A」において「妊娠12週までは偶発的な胎児異常の発生との識別に混乱を招く恐れがあるため、接種をさけていただくこととしています。」という文言は削除され、さらには2021年8月14日に日本産科婦人科学会など関連学会合同で発信された「新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンについて(第2報)」の中で「妊婦さんは時期を問わずワクチン接種することをお勧めします。」との見解が示されました。

💉しかしなかなか予約できない地域接種

妊娠週数問わずとのことなのでいざ予約しようとしましたが、職域接種は既に終わっており、地域接種の予約を取ろうとしましたがすぐに枠が埋まってしまい、なかなか予約できませんでした。

この頃は、予約できない不安から生まれる怒りを感じて、そのコントロールが難しかったです。職域接種や高齢者、次第には、社会と政治に対して怒りを感じたりもしました。過去、初産の後も似たような不安は感じていて、そのときの経験が感情の制御に役に立った気がします。こういうときは、自分は何が1番怖いと思っているか?を考えるようにします。

最悪ニュースも目に飛び込んできて、しばらくはストレスがある期間でした。

結局、冬になる前にはワクチンを2回接種できました。ワクチンに関わらず妊娠継続は不安が付きものなので、それに比べて特別接種に対する懸念はありませんでした。妊婦検診の際に、医師から「ワクチンは受けた?受けれたのね、良かった良かった」と言われたことが記憶に残っています。

🤰PCR検査と計画分娩

通っていた病院では、コロナに罹るとその病院では分娩できなくなるため、以下の対応がありました。

・妊娠37週でPCR検査実施(自治体助成あり)

・38週以降での陣痛誘発剤を用いた計画分娩の推奨

・計画分娩の前日や自然分娩の陣痛時前に、コロナ抗原検査(自費)。結果がでるまでは入院病棟に入れず。

・出産の立ち会い禁止/出産後の面会禁止/退院まで別棟への移動は禁止

抗原検査の結果がでるまで、周りに人がいる窓口付近で陣痛を耐えなければいけなかったのが少し辛かったです。

😷陣痛中のマスク

前々から陣痛中もマスクが必要な病院があると噂に聞いていて、「嫌だなぁ…それは辛そうだな」と思っていました。自分の場合は、陣痛も出産時もマスクをしていました。病院がマスクを外すことを許可していたかどうかは分かっていません。外したいとは思わず、質問する余裕もありませんでした。マスクの苦しさよりも陣痛の方が辛すぎて、マスクは全然大した問題ではありませんでした。これは人によって違いそうです。

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