新発売の Qrio Lock (キュリオロック) レビュー
先日2018年7月5日、2015年発売のQrio Smart Lock の次世代機にあたる「Qrio Lock」(Q-SL2) が7月19日に発売するというアナウンスがあり予約購入しましたが、元々の到着予定の20日より前倒しで本日7月16日に届きました。
早速設置して利用してみましたが、今のところかなり好感触です。ざっとレビューします。
旧型の Qrio Smart Lock は?
旧型のQrio Smart Lockも購入を検討したことありますが、Amazonレビューなどで不満の声がちらほらあったため買い控えて、類似製品やQrioの新型など発売されたら買おうと思っていました。
新型では旧型の不満点として挙げられていた点を中心に改善されていて、これは買いだなと思えました。
- 施錠・解錠動作レスポンスが大幅改善
- ハンズフリー解錠精度の改善(旧型ではβ版として提供されていた)
- オートロック機能の改善(旧型では一定時間経過で閉まる仕組みだったのが新型ではセンサーでドアの開閉を認識して閉じたらすぐロックするようになった)
到着〜開封
届くのを楽しみに待っていましたが、前述の通り予定より4日早く届くというサプライズで素晴らしかったです。
今風のコンパクトな梱包で密度高く本体や関連部品が格納されていました。
うちのドアのサムターンタイプ(鍵の外形)は、標準的な「ドア付きタイプ」だったので、難無く取り付けられました。
サムターンホルダーはL・M・Sの3種類が付いてきましたが真ん中のMで、その他サイズ調整も全く不要で、まさに標準的なドアノブだったようです( ´・‿・`)というわけで、設置は以下のようにとても簡単でした。
- 本体にMサイズのサムターンホルダーを取り付け
- 本体に付属の電池2本を挿入
- ドアに本体を両面テープで貼り付け
- 開閉センサーを本体横に貼り付け(オートロックのためのセンサー)
詳しくは、以下に記載されていますが、「ドアノブ付きタイプ」以外なら日本の大抵のドアに設置できる気がします。
アプリのインストール・セットアップ
アプリは以下からインストールできます。
旧型のQrio Smart Lockとは別アプリなので注意です。多分アカウントも別です。旧型の延長戦上での改良ではなく、完全に作り直した雰囲気を感じました。
また、iOS 12 betaのせいか、次のようにインストールできなくて困りましたが、右のように一覧からはインストールできることに気づいて事なきを得ました。どうしてもインストールできなかったらiOS 11に戻そうかなと頭を過ぎりましたがなんとかなって良かったです( ´・‿・`)
インストール後は、アプリの分かりやすい指示に従って簡単にセットアップできました。アプリUIも良い感じです。
手動操作での開閉
一番基本となる操作である手動操作は、ボタンを押したらタイムラグなく気持ちよく開閉されました。
今まで通り内側から手で操作したり、外から既存の鍵でも開けられるのも安心です。
オートロック
次のような感じで、こちらも小気味良く動作しました。ホテル・マンションの据え置きのオートロックと同じような感覚で使えます。
- 鍵を開けて出入りする
- ドアが閉じる
- 2-3秒後にオートロックが作動
注意としては、鍵やQrio Lockアプリをインストールしたスマフォなどを持たずに従来の感覚で家の外に出てしまうと締め出されてしまうので、今後気を付けないといけないなと思いました。この場合、スマフォが無いのが致命的で物件のサポートや家族にも連絡できず右往左往することになるはずで、注意です。僕はその場合でも、セルラーモデルのApple Watchを身につけているので、電話したり買い物・移動などできるため、少し安心です。
ハンズフリー解錠
ハンズフリー解錠とは、帰宅時などポケットにQrio Lockアプリをインストールしたスマフォを入れておくと、自宅に近づいたら自動解錠してくれる機能です。
初め、100メートルほど離れてから帰宅したら十分な距離離れていなかったため機能しなかったのですが、もう少し離れてから試したらうまく動きました。僕の場合、近場のゴミ捨て場(家から50mくらい)との往復程度では作動しないので、オートロック機能も相まって戻った時に都度手動で解錠しなきゃいけないのは少し面倒だなと思いました。
ただ、普通に出かけて帰宅は何回か試しても、いずれもバッチリ動いてます。帰宅してドアに近づいた瞬間に開いた時もあれば、数秒待って開くこともありました。バックグラウンド動作が絡むので100%瞬時に動作するのは難しそうと思いました。
出かけるときはオートロック、帰宅時はハンズフリー解錠で、全く鍵のことを意識せずに済むのはすごく気持ち良いです( ´・‿・`)
また、こちらに色々注意点が記載されています。
合カギ管理
家族との鍵の共有も、アプリ内に分かりやすい動線があって、簡単にできました。それぞれの解錠・施錠の通知がきて、履歴も一覧できて良い感じです。
また、ゲストキー機能はすごく細かい設定ができて感心しました。
また、Qrio Keyという物理リモコンもリリース予定です。僕はQrio Lock本体の先着購入特典で1つもらえることになっていて、嬉しいです。家のインターホンのモニター横に常設したり、息子がもう少し大きくなったら渡したりして活用しようと思います。
Qrio Hub と連携したリモート操作
Qrio Hub を併用すると、外出先からリモートで鍵の状態確認・操作ができるようになります。これは、本体が気に入ったら追加で購入すれば良いかなと思っていたので、先ほどポチったばかりです。Amazonで8千円台です。
電池
まず、電池は2本で180日保つようです。
リチウム電池(CR123A)片側2本で約180日、両側4本で合計約360日使用できます。
https://qrio.me/support/q-sl2/qa/%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%A8%8B%E5%BA%A6%E3%82%82%E3%81%A1%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F/
本体には4本の電池が入りますが、同梱されているのは2本だけです。この状態では、こういう警告表示がされるため、この表示に慣れてしまうと本当に電池が切れそうになったときに気づけなくなってしまって良くないです。
そのため、本体とセットで電池も2本は買っておくことをオススメします。同梱の電池本数が4本でも良いのになと思うくらいです。
現状の不満点
概ねとても満足していますが、現状気になるところを挙げていきます。
アプリで操作がブロックされて待たされることが多い
本体との再接続中などにプログレス表示が出ますが、この状態でタブ切り替えなど含めて一切操作できないのが地味にストレスに感じました。必要最小限の操作ブロックとなるようにしてほしいところです。
複数端末で使うときにスムーズで無い
家族が操作した後に自分の端末で操作しようとすると何度も接続に失敗してなかなか操作できないです。Bluetoothでの接続となっているので仕方無い気もしますが、もう少し改善の余地はありそうな気がしました。
(もしかしたらQrio Hub連携するとこのあたりスムーズになるかも?と少しだけ期待しています🤔)
iOSアプリがウィジェットに非対応
アプリを起動することなくサクッと操作できるようにもなると嬉しいです。
Apple Watch アプリが無い
旧型のアプリはApple Watchアプリ対応もされていましたが、新型ではなくなってしまったのが残念です。理想はApple Watch単体で「ハンズフリー解錠」に対応することですが技術的に難易度が高そうです。とりあえず手動での操作くらいはできると嬉しいです。
HomeKit非対応
海外のスマートロック大手のAugustのSmart LockはHomeKit対応していて、Qrio Lockも同じく対応してもらえるととても嬉しいです(August製品は日本の多くの家の鍵には使えないようです)。
Apple WatchにもHomeKitアプリがあるので、HomeKit対応されると上に書いたApple Watchアプリ対応も同時に解決されると言えそうですし。
まとめ
24,800円で家が良い感じにスマートロック対応されて、満足度高いです( ´・‿・`)旧型をかなり本気で改善した雰囲気を感じられ、今後のアップデートによるさらなる改良にも期待しています( ´・‿・`)