プーシー市場

Akihiko Satoda
Mar 23, 2018 · 3 min read

ラオス、ルアンパバン。Chang Khamで朝食をとる。アメリカーノがエスプレッソのように苦い。1月なのに夜からの気温は十五度くらいを推移し、半袖だと耐えられないほどではないが、朝の雲が晴れるまでは思ったより冷える。

バゲットのサンドイッチといういかにもフランス風の定番を食べる。フレンチフライは先日食べたブリトーと同じ匂いがする。油の匂いだろうか。ちんどん屋のような行列が窓の外を通る。地蔵盆のようなものかもしれない。

決まった予定もなく街も小さいので、同じ道を何度も何度も歩く。サッカリン通りの写真ギャラリーに少し立ち寄ってみる。信号がないのでよそ見していると怪我をすることはあるかもしれない。

L’Etranger Books & Teaに入ってチョコレートを飲む。古本が読めるのだが、いらない本を置いていくと割引がきくので読書家がときどき訪れるようだ。

宿に戻り、ゲストハウス街をテラスから眺めていると、空港から着いたばかりの高齢者グループが部屋を探して炎天下を歩き回っている。スーツケースでなく大きなリュックを前後に背負っているのは、しかし男性だけではない。老いてもあのようでありたいと思う。

思い立って、おすすめされた市場へ少し遠出してみることにする。トゥクトゥクは来てほしいときに限って来ない。とはいえ、歩いても20分ほどなのでそれほどのいらだちもない。

野菜の山の傍らを歩き、日陰に入り、テーブル席を探し、奥まった店を見つける。もはや英会話は望めない。スープ一品なので、これを食べるのだというジェスチャーで注文する。

味は見た目の割には優しい。ローカルな市場や屋台でとくに説明もメニューもなしに食べるものほど美味いものはない。アジアの中でもなんでも激辛にする民族とそうではない民族がいるのは少し不思議だ。

同じ道を20分歩いて引き返すのも芸がない。市場に大量に泊まっているトゥクトゥクの出番だ。どれだけ揺れるのかと覚悟したが体や荷物がとびあがるようなことはない。

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Footsteps on the earth, and in the mind

Akihiko Satoda

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Programmer, with wanderlust

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