深センで銀行口座を作る

Akihiko Satoda
Far Off
Published in
3 min readNov 30, 2017

深センに行った帰りに、次にWeChatPayを使うときにあると便利そうな現地の銀行の口座を作った(注:WeChatPay自体は今回の滞在で送金してもらった分を使っていた)。事前に試していた人々の情報から平安銀行が作りやすそうで狙いをつけていったところ、なんとか作れた。情報は17/11/15現在。

準備

口座を作るのに必要な情報は都市レベル、銀行レベル、支店レベルで違う上に状況にもよるので自分の場合はラッキーだったようだ。いろいろな情報をひとまず総合すると以下のものは最低限必要なようだ。

  • パスポート
  • その場でSMS受信できる電話番号
  • 境外人員臨時住宿登記表(registration form of temporary residence for visitors)

場合により大変なのが臨時住宿登記表の入手で、ハイアットのような有名ホテルなら出してくれるかと思ったら「うちはやっていない」とのことだった。逆に滞在2箇所目のマンションは、ダメ元で警備員に頼んだら作ってくれた。

1回目

滞在先の科学館駅の目の前の平安銀行の巨大なビルに、ものは試しと入ってみた。

英語の話せる女性行員に代わってくれたので外国人臨時滞在証明書を見せたものの、短期滞在では作れないので長期滞在の証明書を出すよう求められ、ここではあっさり断られた。

銀行によっては門前払いというケースもあるので、こちらが諦めるまで待って丁寧に受け答えしてくれただけまだマシなのかもしれない。

2回目

日を改め、実際に口座を作れた人がいるという平安銀行の西麗支店へ向かった。

この支店は少し待たされて、やや無愛想な行員が出てきたものの、最初に挙げた情報だけでスムーズに口座を作ってくれた。マイナンバーや長期滞在証明やビザといった確認事項はなかった。デポジットは紙幣で5元必要だが、帰国間際だったので残りの紙幣を全額入金してもよかったかもしれない。

そのあとオンラインバンキングの開設に移ったのだが、先日の科学館支店とはうってかわり、まるで高校を卒業したばかりに見える女性行員たちがはしゃぎながら代わる代わる片言英語で話しかけてきて、英単語(それもpasswordのような簡単な単語)が通じるたびに大爆笑だった。

開設を手伝ってもらっておいて何だが、支店を出る頃には本当にこれで大丈夫なのかという不思議な気分だ。深センはそもそも移民と若者の街だが、Maker Faire会場の大学が近いのもあって、このエリアは好奇心旺盛な人も多いのかもしれない。

オンラインバンクも、帰国後に改めてログインして確認できたのでひとまずめでたし。

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