インフルエンサーマーケティングを行う際に重視するべきこと

Ayako Shimatani
Fashion-Tech News
Published in
3 min readFeb 26, 2016

インフルエンサーマーケティングは過去2年間の間に爆発的な成長を遂げ、今やマーケターたちのデジタルマーケティング戦略の中でも重要な位置付けとなっている。

消費者たちはSNS上でブランドとのエンゲージに積極的な一方、購買意思決定の際はやはり、友人、家族、そしてその他のSNSでのコネクション(インフルエンサー)の意見を参考にする傾向があるからだ。

多くのブランドはインフルエンサーマーケティングには、リーチ数が最も重要だと思っている。しかし、実際に重要なのは、そのインフルエンサーのフォロワー数でなく、その人のそのモノに対する情熱や、信頼度、製品をどれほど直接的に体験しているかといった事だ。

もしもこういった要素が欠けているインフルエンサーがプロモーションを行えば、その人の本当のおすすめだと人々に思ってもらえないだろう。

上手にインフルエンサーマーケティングを行っているブランドは、その人物と長期的な関係性を築き、その人にブランド・アドボケイト(支持者)となってもらえているブランドだ。

もっとも、インフルエンサー自身もブランドと近い関係性を築きたがっている。内部の最新情報を得たり、製品開発に影響をもたらしたり、テクノロジーがどのようにその業界を影響しているのか理解したがっているのだ。ブランドにとって少々重荷だが、インフルエンサーと関係を続け、その人にインフルエンサーであり続けてもらう事が重要だ。

また、インフルエンサーをブランド・アドボケイトに変える事に成功したのちは、マイクロ・インフルエンサーとの関係を築くといい。マイクロ・インフルエンサーとは、インフルエンサーよりフォロワー数は少ないかもしれないが、特定のトピックについての経験や高い専門性から人々が信頼し、おすすめ商品を聞きに行く人たちだ。

マイクロ・インフルエンサーを見つけるには、ソーシャル・コンシューマー(購入意思決定を行う際にSNSを参考にする人たち)は、どのようなカスタマージャーニーを辿っているのか理解する事が必要だ。
以下の3点は、マイクロ・インフルエンサーを探す際のアドバイスだ。

1. 近道はない
ブランドはインフルエンサーやカスタマージャーニーについてをよく理解し、意欲的な消費者は購入決定する際誰を参考にしているのか、探し出さなければならない。

2. 信頼と透明性を重視する
マイクロ・インフルエンサーはブランドと内密に関係を築きたいと思っている。関係性を明らかにする事は、インフルエンサーとブランド共に信頼を損なう結果になる。

3. 結果を測定する
ブランド認知を測定するKPIがいくつかあるように、そのマイクロ・インフルエンサーによりどれほどコンバージョンに影響があったかを測定できるようでなければいけない。

Content curation: Yujiro Numata
Translation: Ayako Shimatani

--

--