デザインプラットフォームのCanvaがビジネス向けのプラットフォームCanva for Workの提供を開始

写真やグラフィック、フォントを様々なテンプレートにドラッグ&ドロップし、手軽に様々なデザインを作成する事ができるSydneyのCanvaが企業向けのサービス、Canva for Workの提供を開始した。

Canva for Workではブランドのテーマ色やロゴを保存し、シェアできる”brand kit”や社内の他の人とデザインをシェアし、コメント、変更が行える”team stream”といった機能が利用可能だ。

多くのスタートアップでは、グラフィックデザイナー達は、文章の編集などに忙しくデザインに費やせる時間が少ない。そこで、プレゼンテーション、ポスター、広告、レターヘッドやSNSの投稿など様々な種類のファイルに適用可能なデザインテンプレートを提供するのがCanva for Workだ。それぞれが好みの文章や写真を使ってテンプレートを自身でカスタマイズする事ができ、Canva上のフォルダに保存すれば、簡単に社内で共有ができる。

また、Canva上で作成したFacebook, Twitter, InstagramやPinterest用のデザインはボタンひとつでアップデートが可能だ。これにより、デザインの更新に費やす膨大な時間を節約できるため、人気の高い機能となっている。

ビジネス向けのプラットフォームの始動により、Canvaのユーザー数は4月の2millionから今月(8月)には4millionに跳ね上がった。

現在、Canva上では5,800のレイアウトが利用可能で、約1millionものデザインが購入されている。

Canvaの成功の背景にはビジュアルコンテンツの需要の上昇があると、Canva CEOのMelanie Perkinsは語った。ビジュアルはどのような業界や職業でも求められるもので、これまでは普通のフォントで書いてあれば良かったようなものでも、美しく、顧客に訴えるようなビジュアルでなければならなくなり、こういった流れはユニバーサルに起きているという。

これまでCanvaは、外部のデザイナーやフォトグラファーから写真やグラフィックの提供を受け、ユーザーがそのコンテンツを1度のみ使えるライセンスを購入することで、利益を得ていた。ライセンスは1度のみ有効であるため、ライセンスのコストを下げる事ができた。しかも、安いライセンス料にもかかわらず、Canvaにグラフィックを提供しているデザイナーやフォトグラファー達は月に数千ドルも稼ぐことができていたという。

Canva for WorkはCanvaにとって新しいビジネスモデルになる。同サービスは月々$9.95〜12.95で利用可能だ。個人経営者にとっても利用しやすい良心的な価格だ。

今後はCanvaユーザーとデザイナー・広告代理店を繋ぎ、Canvaを使い、共同でプロジェクトを行う”expert” programの始動を予定している。

同社はseries Aの投資にて$12.6 millionを調達、今春にはさらに、$6 millionの投資を獲得している。

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