新CEOの元、更なる拡大を図るModCloth

今年1月にModClothのCEOに就任したMatt Kanessは、同社の大規模な拡大を画策している。Kanessは実店舗と自社レーベルの拡大、そして国際的な展開を推進する。

Modclothは、2010年の収益$100 millionから2014年には$150 millionの収益を上げ、高スピードで成長中だ。Kanessには事業を倍に成長させる展望もあるという。そして、そこからさらに拡大する事にも、意欲的だ。

同社はプリント柄のポンチョから鮮やかなワンピースまで、レトロで少し変わったデザインの衣服を販売するブランドだ。創業者のEric KogerとSusan Kogerは2002年にCarnegie Mellon Universityで出会い、交際中にModclothを創業。Susanが販売するヴィンテージのアイテムを仕入れ、ファッション面を取り仕切り、Ericがテクノロジー面を担った。同社は偏見のないブランドとして、様々なボディタイプのモデルを使う事や、プラスサイズの展開、更にモデル写真をPhotoshopで加工しない事を誓い、様々な人々のポジティブなボディイメージを宣伝する。

2014年は同社にとってアップダウンの激しい1年となった。売り上げ成長率は伸び悩み、2ラウンドのレイオフにより100名、全従業員の20%ほどが解雇された。KogerはCEOのポジションをUrban Outfittersの元chief strategy officer、Kanessに譲る事となった。Koger夫妻はいつかは小売のベテランにその座を譲らなければいけない事は想定していたという。

新CEO Kanessの元で、ModClothは下着、ブライダル、スポーツウェア、アクセサリやホーム用品などラインアップを拡大する予定だ。更に海外配送地域を元々の配送エリアのAustralia, Canada, U.K, Hong KongからJapan, GermanyやSouth Koreaといった地域へ拡大する事を目指すという。また、同社は自社レーベルのアパレルラインを提携リテールで販売する事も検討中だという。デパートやブティックの店舗で販売するか、それともその他のオンラインリテールで販売するのかはまだ決定していないそうだ。

更に、San Franciscoのフィッティング店舗の成功からも、今後も同様の店舗を全国に増やす事を目標にしているとKanessは話した。加えて、同社はe-commerce technologyを利用し、完全に別のサイトを立ち上げることにも意欲的だ。Kanessは、主に20代から30代の女性向けのModClothとは全く違った層に向けた別ブランドを設立したいのだそうだ。

一方で、Modclothの株式公開や買収はいつになるのだろうか。同社は創業以来、今年6月の$15 millionを含める$78.7 millionの資金調達を行っている。Kanessは株式公開については明らかにしなかったが、現在は企業の拡大に集中するという。Kanessにとって流動性は結果であり、目標ではないのだ。

記事セレクト: Yujiro Numata
翻訳: Ayako Shimatani