着実に成果を出しつつあるミドルサイズ企業のe-commerce投資

RSM社の最近のリサーチによれば、ミドルサイズリテール企業（売上が約50～500億円）にとってはオムニチャネル施策が大きく利益を生むということが明らかになった。

ミドルサイズリテール企業は、大多数がオムニチャネル戦略に大きな手応えを感じており、ここ12ヶ月の売上も36%増加している、と述べた。対して、ミドルサイズリテールに限らない小売市場全体の売上は、同期間で3.6%しか伸びていない。本調査は、2016年のe-commerce市場規模が16％～22%とリソースによってばらつきがあった理由を明らかにするために実施されたが、その結果わかったことは「ECに注力していたミドルサイズリテール企業は非常に好調なオンライン売上を記録した」ということである。

リテール企業によるe-commerceへの投資は着実にリターンを生んでおり、将来的にもまだまだ成長するだろう。それは、企業のスケールも大きく関係する。小規模で素早いリテール企業は、経営陣もe-commerceに強くコミットしており、サポートも受けやすい。

http://wwd.com/business-news/retail/rsm-study-middle-market-10885141/