趣味をビジネスへと変えた27歳、Lendra Medine
Lendra Medineは2010年にMan Repeller(男性を避ける人)という名のファッションブログを始めた。元々は、彼女自身の風変わりなNYスタイルについて、ブランドやトレンドについてと共にとりとめなく書いているブログだった。
しかし、Man Repellerは今や正式なライフスタイルメディアだ。
ファッションショーのまとめやNew York Closets特集、恋愛アドバイスや、エッセーといったコンテンツを提供し、その根幹には、女性は自分のために服を着るべきだという信念がある。
4年前の時点で、月のページビュー数は260万、Facebook、Twitter、Instagramには220万人のフォロワーが居る。また、ファン数は年53%の勢いで増加している。さらに、Sunglass Hut, Fossil,NARSやEstee Lauderといったハイブランドとのコラボレーションも行っているという。
27歳のMedineはライター、アーティスト、ソーシャルメディアマーケターを雇い、サイト運営している。2013年には自身のエッセーを集めた書籍を出版し、2015年にはOh BoyとMonocycleという名のpodcastも始めた。
Man Repellerに掲載する記事は、出稿の2日前が締め切りだ。編集のために十分な時間をとるためだ。1ヶ月のコンテンツの計画は大きなホワイトボードに書かれ、ミーティングでそれぞれのコンテンツの詳細について話し合う。特に、そのコンテンツにどのようなヴィジュアルを追加するべきかが話し合われるという。また、すべてのメンバーはミーティングで自身のアイディアについて意見を出す事が求められている。Man Repellerのコンテンツは雑誌のようにそれぞれユニークなレイアウトや写真が必要だからだ。
Medineが最も困難だと思っている事は、良きマネージャーである事だという。しかし、Man Repellerを作り上げてきた情熱が彼女を後押ししているのだ。
彼女は現在、仕事時間のうち10–15%を記事の執筆にあてているという。残りはマネジメントや目標設定などに費やされている。そして、彼女にとって最大の優先事項は新規採用だ。彼女は役員レベルのスタッフを探しており、毎日2時間もLinkedInを見て過ごすほどだという。この四半期の終わりには会社を15名のチームにし、より大きなオフィスへの移転も計画している。
彼女が起業家として学んだ三つの事は
・自惚れない事
誰もあなたの問題には興味を持たない。
どういった解決策を提示できるか、にしか興味がない。
・できるようになるまで、できているように見せかける事
・エゴを取っ払う。客観的な目でみる事。
だそうだ。
Content curation: Yujiro Numata
Translation: Ayako Shimatani