Banana Republicはファストファッションに’殺されて’しまうのか?

Ayako Shimatani
Fashion-Tech News
Published in
3 min readNov 19, 2015

Banana Republic’s sales is in decline from the attack of fast fashion brands like H&M, Zara and Forever21. The reasons are that the fast fashion products are made in speed, therefore more up-to-date, and lower in price. Brands like Banana Republic should adjust to this new world of fashion industry.

Banana RepublicはH&M、Zara、Forever21といったファストファションのライバル達の攻勢により明らかに打撃を受けているという。

要因は、製品が女性顧客に受け入れられていない事だという。製品が顧客に受け入れられていないというのはわかりやすく言えば、製品が嫌われているのだ。

Banana Republicや同様のブランドでは製品のデザインや注文を最大で1年前に行う。ファストファッションのような素早いアパレルと比較すると、随分と長期間だ。そしてそういった早期の”賭け”が上手くいかなければ、辛い結果が待ち受けている。

現在の競争的なアパレル業界においてBanana Republicのようなブランドの動きは遅すぎるのだ。

ファストファッションの製品は最高品質でずっと使えるようなものではないが、スタイリッシュで、低価格だ。
“Banana Republicで$165のドレスをH&MやForever 21で$40で買えるとしたら、誰がBanana Republicで買うだろうか?”と、RSR ResearchのPaula Rosenblumは話す。

Banana Republicの失速により、親会社のGAPの株価は5%値下がりし、過去2年半で最悪となった。Banana Republic以外のブランドもGAPの売上は4%減、唯一の明るい兆しを見せているOld Navyでも売上の増加はたったの2%と厳しい状況だ。

また、Old NavyのStefan Larssonがライバル企業のRalph Laurenに移籍してしまった事も、同社の株価の下降に大きな影響を与えているという。

同社は顧客を取り戻すために、10月には多くのセールを開催した。そのため、第三四半期の収益は望めないという。

それでも、Banana Republicが終わりというわけではない。同ブランドは現在もGapの収益の20%を占め、$3 billionを売り上げる。

Banana Republicに必要なのは、原因を見つけ、ブランド再生に向けて専門家を雇い、現在のファッション界に適応する事だ。

記事セレクト: Yujiro Numata
翻訳: Ayako Shimatani

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