E-commerce retailerが、都心の小規模な物流倉庫を開拓

Ayako Shimatani
Fashion-Tech News
Published in
3 min readAug 21, 2015

昨今、Online retailer達は、サプライチェーンに都市部の小規模な物流倉庫を追加している。 CBRE Inc.のアナリストによると、200,000 square feet (18,580 m2)以下で、人口の多い都市部に所在する物流倉庫の需要が伸びていくという。郊外部の大規模倉庫に、さらに都市部の倉庫を追加する事で、当日や翌日などのスピーディーな配送が実現できるからだ。

Amazonはその先駆者で、従来、大規模で郊外型の施設を使用していたが、2013年よりロンドンにて小規模なサービスセンターのネットワーク作りに成功。そのモデルを米国に持ち帰り、現在19のサービスセンターが稼働している。

そういった小規模な物流倉庫は、多くが都市部の工業地帯に位置する古いビルだ。その物流倉庫から、郊外の大規模倉庫から運ばれてくるオーダー品を最終的に顧客に届ける。届け方は、UPSのような運送会社を利用するか、自転車便、そのまま歩いて持っていくなど、選択肢は様々。そういった倉庫では大きさや、テクノロジーよりも、ロケーションが最も大事だ。

CBRE Inc.によると、そういった小規模な産業用スペースの賃料や空き具合は、はAtlanta, Boston, ChicagoやPhiladelphiaが最も好ましいと分析した。しかし、retailer達は顧客のロケーションは選べないため、よりスピーディーな配送を実現するためには、場所は選んでいられないという。さらに、顧客に近い場所に物流センターを持つ事は、決して安くない。そういった倉庫が増えるほど、物流が複雑になりコストも増えていく。一方で、人気の高い郊外の物流倉庫と比較すると、小規模な物流倉庫の空き具合や賃料はほどよい状態だという。

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