NEW BALANCEが、アスリートパフォーマンス向上に特化するテクノロジー部門を創設

Taiyo Uchino
Fashion-Tech News
Published in
3 min readFeb 1, 2016

2016年1月5日、ボストンにて。
New Balanceは、アスリート向けのウェラブル端末などデジタルテクノロジーを開発する為の部署である「技術局」を発表した。

最初のプロダクトには、スマートウォッチを2016年のホリデイシーズンに向けて用意している。

CEOのRob DeMartini氏は、

「110年もの歴史を通して“走り”にフォーカスしてきたが、世界中にいるアスリートの更なるパフォーマンス向上を叶える為、私たちの新たな挑戦は“デジタルスポーツ部門”に向かうこととなる。」

「テクノロジー技術は信じられない程のスピードで成長を続けている。New Balanceはデジタルテクノロジー同様に先頭に立って走り続け、先端技術によりこれからもアスリートの最高のパフォーマンスを発揮できるよう開発を続けたい。」

彼らは、IntelやGoogleなどのソフトウェア企業と組むことにより、より包括的にアスリートを対象としたデジタル世界をつくりだしていくだろう。

デジタルスポーツには、大きく3つの要素が含まれる。

スマートウォッチなどの“デバイス”、フットウェア内のセンサーなどの“組み込み技術”。そして、アスリートのパフォーマンスに対してフィードバックや分析を行う“スポーツパフォーマンス”。

まず初めの製品は、スマートウォッチだと言う。
スマートフォンを持たずとも、走りながらにして走行ルートを記録できたり音楽を聴くことができる。

Intel CEOのBrian Krzanich氏は

「テクノロジーは驚くべき可能性を持つ。スポーツ分野でこそ、その力を発揮できるにちがいない。」

「New Balanceとのコラボレーションと彼らの豊富なアスリート知識が、どれだけランナー達の可能性を拡げていくのか。一人の熱心なランナーとしても、大変に楽しみである。」

前述したようにNBは2016年のホリデイシーズンにスマートウォッチを発表し、その後もあらゆるデジタル製品を発表することだろう。

加えて、彼らはデジタル体験をも作り出すことを考えている。
その第一歩が、『New Balance Run Club』だ。

そのコミュニティープラットフォームは、ランナー同士のオンライン・オフラインでの交流を生むことができる。走行記録や好きなルートを共有し、達成を称え合うこともできる。グループコミュニティーへ参加したり、レースに向けたバーチャルでの個人トレーニングを受けることなども可能だ。

加えて、実際にブランド店舗にて、様々なイベントに参加することもできる。

New Balance Run Clubは2016年上旬にコロラド州ボールダーでローンチされ、その後世界中に拡がる計画だ。

さらに詳しい内容はこちらまで。

記事セレクト: Yujiro Numata
翻訳: Taiyo Uchino

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