Vantive社のトップが語る携帯POSの展望。

Shingo Yokoyama
Fashion-Tech News
Published in
4 min readOct 5, 2015

スモールビジネスでは、経理や経営のためにタブレットや携帯可能なソフトウェアの使用へと移行することが主流となってきている。これらのハード機器やソフトウェアはmPOSと呼ばれている。

mPOSによる革新的技術による潮流はSquareによるモバイルカードリーダーの開発から初まり、今や多くの会社が、様々なmPOSを開発している。こういった機器は、商売の効率化のトレンドといった観点からみると、とてもユニークだ。

BI IntelligenceはVantivの製品戦略主任のDaniela Mielke、そしてグループ理事長である Matt Taylorにインタビューをする機会を得た。

Matt Taylor: mPOSはビジネスモデルに革新をもたらしています。タブレットの形態的機能は、支払を統合化する意味合いでとてもエキサイティングです。Vantiveは40近くのISV (independent software vendors) と提携しています。彼らはまだ市場の下端にいながらも、様々なアプリを導入したり、顧客とコミュニケーションをとるなどして、今までにない顧客体験を生み出すことで、他の市場をより革新に導いています。

また、この流れは他市場でのソフトウェアのアップグレードのサイクルを早めています。

私は小売業において、タブレットの位置付けをより強固にする革新が起こり得ると思います。これらはなにより顧客のために生み出されたものだからです。まだ、従来のPOS

と比べると、mPOSの浸透率は低いですが、いずれ追い越すでしょう。

BII:顧客からみた場合、耐久性の観点などから、彼らは実務よりもマネジメントにmPOSとアプリを使うことを好むようですが、Vantiveのような企業に展望はあるのですか?

Daniela Mielke: これからの主流となるのは、purpose-build型のタブレットでしょう。大企業もスタートアップもこの種のものに注力しています。

Holy Grailはこの手のバックオフィスとフロントオフィス両面が統合されたサービスを提供していますね。

これに際して、私たちは開発者プラットフォームにレバレッジをかけようと考えています。開発者の方を選考し、私たちのプラットフォームとサービスを共に発展させていきたいです。

Matt Taylor:私たちはサービス会社を目指しています。将来的には開発者向けの多層的なAPIを作り、より、開発者がアプリを作りやすることによって、開発者が私たちと繫がり、まだ見ぬ境地へと至れるのではないかと考えています。

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