VoxとOutbrainの資金調達に見る、出版業界で生き残れる2種類のプレーヤー


インターネットの登場によって、出版業界では次の2種類のプレーヤーしか価値がなくなることを、VoxとOutbrainが大型の資金調達とIPOを果たしたことをきっかけとして語っている。

2種類のプレーヤーとは、
①質の高いコンテンツを創り、ユーザーのロイヤリティを有するコンテンツメーカー。
②膨大なオーディエンスを有しコンテンツを検索・表示することを可能にするコンテンツディストリビューター。

①の例は、Vox、BuzzFeed、the Washington Post、Mashable、the New York Timesなど。
②の例は、Google、Twitter、Facebook、Outbrain、Taboolaなどである。

①の特徴は、
・読者が満足する質の高いオリジナルコンテンツ、ビジュアル
・読者との長期的な関係
・広告価値の高さ
・コンテンツとメディア周辺で生まれるコミュニティ
・data drivenな開発 ・パーソナライゼーション などである。

これらの特徴を有していないようなメディア、コンテンツメーカー、具体的には、地方紙やTIME、Daily News、そして広告費でマネタイズする質の低いコンテンツを有する広告だらけのメディアなど、コンテンツがコモディティ化しており、ユーザーのロイヤリティがないメディア、短期的な収益や規模に注力したメディアは生き残れないという。

読者は、ユーザーを欺くようなやり方で広告を配置したり、質の低いリンクを見るハメになるのを嫌うため、今①であるプレーヤーもそれらに注意し、①であり続けられるよう務める必要がある。OutbrainやTaboolaは、広告コンテンツを記事の一番下に配置することにより、ユーザーの満足とマネタイズを両立している。