「Design Matters Pop-up in Tokyo」に参加してきました!🦄🌈💜✨

Temue
Temue
Feb 28 · 10 min read

Hello😉

FinatextでBX(ブランドエクスペリエンス)デザイナーをしているTemueです🌷✨

これまで、コミュニティ型株取引アプリ「STREAM」のリブランディングや金融情報サイト「QUICK Money World」のリニューアルなどを担当。現在は、当社が新たに開始する保険事業のプロジェクトにて、ブランディングやプロダクトのデザインをしています!

先日、東京で開催されたデザインカンファレンス「Design Matters Pop-up in Tokyo」に参加してきました🦄🌈💜✨
今回のブログでは、そのイベントレポートをお届けしようと思います!

はじめに😎

先に申し上げておくと、私、イベントに参加した2日間は完全に羽目を外してました。それほど楽し過ぎるイベントだったのです!プレゼンの翻訳以外はAll Englishだったのですが、そこまで英語が得意ではない私でも「積極的にコミュニケーションしたい!」と思える雰囲気でした。

アフターパーティにも2日連続で参加し、参加者たちの熱量、心理的安全性の高い空間、笑いの絶えないプレゼンを心から楽しみました。この熱気と興奮を伝えようと、会社のSlackやTwitterで投稿しまくった私を生暖かく見守ってくれた弊社に、多大なる感謝を述べたいと思います。ありがとう、Finatext!!!

Design Mattersとは?🇩🇰

Design Matters」は、デンマークのコペンハーゲンで毎年行われている千人規模の「デザイナーによる、デザイナーのための、デザインのカンファレンス」。今回私が参加した「Design Matters Pop-up in Tokyo」は、その東京版ポップアップです。

すばらしいスピーカーラインアップの中から、特にお伝えしたいなと思ったプレゼンを抜粋してレポートしたいと思います!

「私たちデザイナーって、何者で、どうあるべき?」🎨

- Keshiki Inc. 石川俊祐さんのプレゼンから読み解くデザイナーの「価値」

150年前、「デザイナー」という職業は「アーティスト」と一括りにされていました。しかし時代は移り変わり、今や「デザイナー」に求められるものは多岐にわたります。

例えば、「WEBデザイナー」に求められるものは何でしょう?事業を理解し、ユーザーと結びつくコンセプトを提案し、素敵なユーザビリティで感動的な体験を設計し、ユーザーを魅了するイラストが描けて……。
おそらく、これらすべてを求められたデザイナーは、心の中でこう叫ぶでしょう。

「私は、コンセプトデザイナーでも、UXデザイナーでも、イラストレーターでもない!!!」

でも周りの皆はこう言うはずです。

「え?だってデザイナーでしょう??」

そしてデザイナー自身も自分のことがよくわからなくなっていくのです。

「自分は何デザイナーになるのか?」
「本当にこれがやりたいことなのか?」

と。

無理もありません。実際、上に挙げた作業はどれもお互い侵食し合い、その定義を割り切れない複雑な関係にあるからです。

私たちデザイナーの仕事は「よくわからない」「定義しにくい」といわれます。さらに「クリエイティブ」と呼ばれるものは、ビジネスの数字にダイレクトにコミットしにくい。では、デザイナーはいったい何に、どうコミットしていけばよいのでしょうか?

Kesiki.Incの石川さんは、愛される会社に重要なのは「ブランド」と「体験」だといいます。

約20年前、音響機器メーカーは音のクオリティや機器のサイズを他社製品と競っていましたが、コンピュータ会社だったAppleが発表したiPodに一気にそのポジションを奪われました。
ユーザーの本当に欲しいものは、もっと別のところにあったのです。

ロジカルに集めた数字だけでたどり着いた解からは、似たり寄ったりのアウトプットしか生まれません。そこにエモーショナルな付加価値をつけることで差別化が可能になります。

私たちデザイナーに求められるものは、

「そこにあるモチベーションは何なのか?」
「本質は何なのか?」

と、常に問い、そして解くことです。

また、デザイナーのミッションは「会社の信念や目的にしっかりマッチするものを提供すること」だと、石川さんは定義されていました。

本当に私たちがすべきことはなに?🌀

- DesignitのKay Jiahui Zhouさんのプレゼンから読み解くデザイナーの「在り方」

実際、デザイナーの仕事って何なのでしょうか?
ビジネス側が使いやすい資料作り?
速度を重視したアウトプット?

DesignitのKay Jiahui Zhouさんは、もともと化学系工場で働いていました。機械的で効率しか考慮されていない配置ではなく、人を中心とした考えやタッチポイントを作るデザイナーという職業に共感を覚え、デザイナーに転身しました。

デザイン業界の成熟とともに彼女自身の社内の肩書きも変わり、参加する議論のレイヤーやクライアントの役職も現場クラスのデザイナーからGMクラスへと上がっていきました。

ある日、彼女ははたと立ち止まります。

「私は彼らのプレゼン資料作りのためにデザイナーをやっているのではない」

と。これでは化学工場時代と同じだと気づいたのです。

人を中心とした考えやタッチポイントを作りたかったのに、いつのまにか、それができなかった時代に逆戻りしてしまっていました。

そんな自身の経験から、Zhouさんは、戦略を考えるストラテジストでなく「デザイナー」として生きるなら何をデザインしていくのかを自分で決めないといけない、と強く語っていました。

失敗を許容する文化を作る🚙

- VOLVOのRahul Lindberg Senさんのプレゼンから読み解くデザイナーの「失敗」

新しいことをするには大きなパワーが要ります。そして成功よりも失敗の方がはるかに多いのに、それでも試す価値はあるのでしょうか?

VOLVOのSenさんは、今から約300年ほど前にスウェーデンの戦艦が瞬く間に海の藻屑となった事件を例に挙げます。長い間その沈没原因は謎とされていましたが、近年、スウェーデンとオランダの職人達が、1フィートのインチ数が各々異なる目盛りを使っていたことが判明しました。製造を仕切っていたのは国王だったので、当時の職人たちは皆逆らえなかったのでした。

「HIPPO (Highest Paid Person’s Opinion) 」という言葉があります。「もっともお金を受け取っている人の意見が、もっとも尊重されてしまう」ことを揶揄するもので、これは由々しき問題です。一番給与を受け取っている人の意見が正しいとは限りません。

自動車メーカーで働くSenさんは、権力や失敗を恐れずに試行錯誤し、早めに失敗すること、失敗から学ぶフィードバックループを高速で回す「思慮深い」失敗を推奨します。(決して「積極的に失敗しろ」ということではないそうです。)

成功に向かう道の周りは、きっと失敗だらけ。
自動車メーカーという、安全性が確約されなければいけない、失敗が許されない企業だからこそ、失敗できるカルチャーを作り、既存の戦略から離れ、うまくいかなかった実験から新たな価値を生み出し、一緒に失敗から学んで生かす文化を作ることが大切なのだと語っていました。

お互いを認め合う文化づくり💌

- DropboxのMichelle Morrisonさんのプレゼンから読み解くデザイナーの「文化構成」

プロジェクトに参加しているデザイナーにとって、もっとも苦痛な瞬間は何でしょうか?

DropboxのMorrisonさんは、それは「文化(カルチャー)がリスクに晒されている時」だといいます。
チームのカルチャーは、個々の思いから作られているもの。だからこそ、お互いが「どのような信念で行動するか」を知り、共通する価値観を探ることが重要です。

同社では、失敗への恐れからディテールに気を配りすぎて目標達成できず、心理的安全性が損なわれチームがバラバラになっていた時期がありました。その状態を脱するため、相手を認めて失敗を許す文化づくりに取り組んだのです。

「認める」とは、単に給料を上げたり、リリース時に盛大な拍手を送るだけではなく、もっと小さなレベルでやるべきとのことでした。同社の場合は、組織だけでなく個人にもフォーカスし、「何を変えてほしいか?」「自分はどんなふうに声をかけてほしいか?」「個人的に言われて嫌なことは?」といったテーマで話し合ったり、ワークショップを開催したり、サンクスカードを送り合ったりして、文化を取り戻すことに成功したそうです。(詳しくはこちら

おわりに:デザイナーに求められる役割🦄🌈💜✨

今回のカンファレンスで個人的に印象深かったのは、登壇者たちが度々「自分はこれをやりたいと思わなかった。これじゃないって思ったんです」と、デザイナーとしてのキャリアの分岐点と、そこからどう行動に移したかを話していたことでした。
問題解決者であるデザイナーが壁にぶつかったとき、どのような心理状況になり、どのように彼らなりの解決に導いたか。彼らの体験談は、自分の心の声に従うことの大切さを思い出させてくれました。

私たちデザイナーに求められるものは、今後も増えていくでしょう。ビジネスやプログラミングの知識、教養、コミュニケーション、チーム作り、その他最先端の分野の情報……。

ですが、その根底にあるのは常に「共感のポイント」を探り、点と点をつないでいくこと。それが、今後どんなデザイナーになるとしても必要なことだと感じました。

すべてのデザイナーに幸あらんことを!✌️🌷💖

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