入りたての新卒に外国人の部下をつけてみて分かった、3つの大事なこと

NaotoOta
FiNC Tech Blog
Published in
5 min readJun 26, 2017

初めまして、技術開発本部のNaoto Otaです。

元々インターンとして2年半ほど働いていたのですが、晴れて2017年度新卒として4月にFiNCに入社させていただきました。

現在はヘルスケア・ウェルネス商品に特化したECサイト「FiNCモール」の開発を担当しています。

新卒ということで、先輩新卒の方々の教訓を活かそうと入社に備えて新卒系の記事をいっぱい読みました。
その中で以下の記事も読みました。

エンジニアを指導する立場の人こそ読んでほしい、新卒エンジニアが1年間で上司に感じた5つのこと

ちなみにこちら↓は、FiNCの新卒先輩の記事です。

ふむふむ、なるほどと思っていたのですが、いざ入社してみるとあらびっくり、僕がマネージャーの立場でした。
入社してみるといきなり部下がいたのです。
※もちろんマネージャーだから偉いとかではなく、あくまでも役割です。

しかも、お気付きの通り部下が外国人なんです。笑

自分のプロフィールを補足すると、
留学経験はなし、高校の時に英検2級をとったというくらいです。

入社後3ヶ月でやったことを振り返ってみると

  • (もちろん開発)
  • 開発WBS作成
  • チームのOKR作成
  • チームメンバーとの隔週の1on1
  • バグ対応と後処理(各所への報告等)
  • etc…

あっという間の3ヶ月でした。

そこで得た知見を3つ共有したいと思います。

1. ベンチャーにおいては本当に新卒とか中途とか関係ない

最近の世の中の流れとして、いわゆる大手ではなくベンチャー企業に就職する人が増えているように思います。
その理由の一つに「若いうちから活躍できるから」と言うものがあります。
一方で大手に就職する人からすると
・ 活躍できると言っても大手と比べると規模が小さい
・ 新卒だと中途に経験で勝てないので大手で経験積んでからベンチャーに転職するほうが賢い
といった意見を良く聞きます。

どちらも間違った意見ではないですが、FiNCは新卒や中途といった関係性を感じさせない環境です。
僕の例を見ても、部下である二人は僕より年上で、社会人経験も豊富ですが、新卒をマネージャーにする、そういった人事をいとわずやっています。

2. 立場に依らず、いちばん大事なのは関係性の作り方

入社後いきなりマネージャーに放り込まれたわけで、もちろん周りのマネージャーたちと比べるとひよっこです。そこで、じっくり周りの凄腕マネージャーたちを観察してたのですが、やはり評価が高いマネージャーは関係性の作り方が上手です。巻き込み力とでも言いましょうか、自分の部下でなくても協力を得ることができる、影響の輪が広い、と言った感じです。弊社の社訓であるFiNC SPIRITにもCOMMUNICATIONという項目があります。
どうやっていい関係性を作るかに関しては僕も模索中ですが、弊社でよく言われているのは「give and takeではなくgive, give, give and take」というワードです。要するに人にお願いを1つ聞いてもらうには、その人のお願いを3つは聞かないとだめということです。

3. スキルとか言語なんて関係ない、気持ちが全て

マネージメントする際に、部下に自分を認めてもらうことは必要不可欠です。自分の方がそのPJでの経験が長い、そもそもの開発経験が豊富、元々信頼関係がある等の条件下だと比較的容易ですが、僕の場合は全く違いました。FiNC モールのプロジェクトはインターン時代にも携わったことがなかったし、彼らとも一緒に働いたことはありませんでした。技術力も彼らより勝っているわけではありません。しかもコミュニケーションは英語。。
FiNC モールの開発マネージャーになるにあたって彼らとまず1on1を行いましたが、その前に決めてたことが一つだけあります。それは、言葉は伝わらなくてもやる気だけは伝えよう、ということでした。
(あとから聞いた話ですが、ちゃんと伝わってたみたいです)
現在、特にチーム内での困難無く日々を送っていますが、それはこの時伝わったやる気のおかげでもあるかな、と思います。

えらそうに述べましたが、自身もまだまだ未熟です。今回の抜擢を最大限活用できるようにがむしゃらに頑張っていく所存です。
また気づきがあればblog等で共有できればと思うのでよろしくお願いします。
また、新卒マネージャーの下で働いてみたい!とかどんなやつか顔でも見に行ってやるかって方はいつでもお話聞きに来てください!お待ちしてます!

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