FiNC Tech Meetup#1 ~Growth Engineering~を開催しました!

NaotoOta
FiNC Tech Blog
Published in
9 min readFeb 21, 2019

FiNC技術開発部大田(@ota57)です!

2/18にFiNC Tech Meetup #1 ~Growth Engineering~を開催しました!

副題として「エンジニアの役割はソースコードを書くだけでは留まらない」と掲げましたが、Growth Engineeringとはこのお題の通り、与えられた要件定義に従って実装するだけではなく、プロダクトのKPIのgrowthを見据えて自ら要件定義-実装-分析まで行うことを指します。

Growth Engineeringというワードに親しみのない方もいらっしゃるかもしれませんが、シリコンバレー等では割とホットワードになっていて、

こういった向こうのMeetupグループには2400人もの登録があったり、

このnoteに詳しい説明が乗っています。(上の Meetupグループのこともこのnoteに書いてありますね)

こうした熱の高まりを感じながら、弊社内で

  • うちってGrowth Engineerのような働きしてる人多いよね
  • でもあんまり特別感とかも無いし、知見とか共有されてないよね
  • 他社にもこういう人意外といるんじゃないか

ということで、今回のMeetupの開催となりました。
名前がFiNC Tech Meetupになってるのは、上の推測が正しくなくて、全然あつまらなかったらどうしようっていうことでこの名前になりました。笑
開催2週間前のconnpassのopenにも関わらず、抽選枠は全て埋まり、当日のドタ参も含めると30名弱での開催となりました。
参加者の満足度も高く、今後はGrowth Engineer Meetupのような名前でも全然いいのではないかと個人的には思っています。

後の懇親会でも使用するため大きめのテーブルを用意

オープニングトーク〜GrowthEngineerの集い〜

株式会社FiNC Technologies近藤慶水(@yoshimikeisui)によるオープニングトーク。

上で述べたようなGrowth Engineeringの定義や熱の高まりを紹介した後に、エンジニアとして悲しい瞬間は、自分にとってはプロダクトを作っても使ってもらえない時、KPI伸びない時であるというのに対して。会場ではうなずきが多く見えました。
「自分がコードの外側にどこまで行きたいか」というワードも参加者に刺さっていたような印象でした。

半年で250回のリリースを支えるFiNCアプリオンボーディングMicroservice開発秘話

オープニングトークに引き続き、株式会社FiNC Technologies近藤慶水(@yoshimikeisui)による登壇でした。

初めはFiNCにおけるGrowth Engineeringの具体例から始まりました。

このブログも話題になりましたが、弊社のアプリのオンボーディングはチャット形式のUIを採用しており、突破率やその後の継続率に大きな影響を及ぼすため、ここのgrowthを加速させるべく3ヶ月で運用しやすいコードにリプレイスしたという話でした。

その後はFiNCにおけるGrowth Engineeringとは検証システムと運用メンバーである、として横展開すべく知見を抽象化しようとしている最中であることを話しました。
「ノウハウを生み出す体制が価値なので、ノウハウを真似されても痛くない」この言葉は参加者にとっても印象的だったようでtwitterでも感想をよく見かけました。

オープニングトークとFiNC近藤の登壇資料

ミラティブにおけるグロースハックの取り組みについて

株式会社ミラティブ立野雅紘様(@hirota982)による登壇でした。

ミラティブの紹介から始まり、グロースとしてはユーザーの活性化と継続にフォーカスしているという話、実際にカタログの表示方法の改善をしている例を紹介していただきました。

体制・基盤作りの困難さを実例混じりで紹介してくださったり、収益起点で全てが判断されるような仕組み作りを目指している、といったまさにこれからやろうとしていることも混ぜながらお話いただきました。
実際のサービス事例を交えてお話していただいたので、取り組みの中身がわかりやすい話だったと思います。

資料はリンクをいただき次第貼りたいと思っています。

FiNCにおけるGrowthEngineerの育成の成功・失敗事例

私、株式会社FiNC Technologies大田直人(@ota57)による登壇でした。

自分の登壇についてレポするのは恥ずかしいのですが、自分はもともとエンジニア未経験でFiNCのインターン研修を受けて、そのまま今もエンジニアとしてFiNCで働いており、マネージャーという立場にいます。
今回はマネージャーとしての視点でGrowth Engineeringの育成について話しました。

大きくは採用・教育・環境が大事だと思っていて、採用段階ではエンジニアであったとしてもどれだけ過去に「答えのない問いに向き合って経験があるか」を重視して採用すること、教育としてはコードを書く研修だけではなく、企画も含めたプロダクト作りの一連の流れを学べる研修、そして環境としては、社として運用ツールへの投資の重要性を認めそこにリソースを投下する環境が大事だと話しました。

FiNCはすでにプロダクト作りの一連の流れを学べる研修が昔からあり、エンジニアの裁量が大きいため(運用ツールの開発等もやりやすく)Growth Engineerが育ちやすかったのではないか、と考えています。

FiNC大田の登壇資料(近藤とのクオリティの差がすごい泣)

懇親会

今回の懇親会ではテーブルトーク方式を採用しました。
テーブルトーク方式とはテーマをある程度最初に決めておき、それぞれのトピックに興味がある人たちがテーブルを囲んで話す形式です!
30人くらいの人数だったので、テーブルトーク方式でやるにはちょうど良い規模感でした!

事前に考えていたテーマは以下の4つでした。

  • 実例〜実際にこれまで残してきた成果や得られた知見のシェリング
  • 体制〜開発サイクル、仮説検証フローなどの成果を支える体制や仕組みなど
  • 基盤〜分析基盤、ABテスト機構などGrowthEngineeringに必要な基盤について
  • 育成〜GrowthEngineerにどのようにしてなったのか/GrowthEngineerを成長させるには

状況に応じて、テーマを変えたりする予定でしたが、参加者のみなさんの盛り上がりもすごく、いい情報交換の場になったと思います。
個人的には発表と同じく育成が気になっていたのですが、全体的には体制・基盤が人気のあるテーマな様子でした。

まとめ

twitterでも自発的に今回のMeetup内容をまとめていただいたので紹介します。

個人的にはmicro servicesに次ぐ波だと思っているGrowth Engineering。
日本でもGrowth Engineeringが盛り上がればいいなと思って開催してみた今回のMeetup、開催2週間前にopenしたにも関わらず来てくださった30名弱の方々の熱意のおかげで大変いいイベントになったと思っています。
今後とも継続してナレッジの共有やコミュニティの醸成、育成等を通して、日本としてもGrowth Engineeringの盛り上げていけたらなと思います。
(今後も継続してmeetupやっていくにあたり、運営手伝ってくださる方も募集しています!今回積極的な写真撮影を怠ったため写真がほぼないのは秘密です。)

最後にお決まりですが、FiNCではまだまだ発展途上ですが、Growth Engineeringの基盤やノウハウ、キャリアパスも用意されているので興味ある方は一緒に働きましょう!

近藤が所属するデータチーム↓

大田が所属するサーバーチーム↓

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