Flow エコシステムの優先事項:2023 Q1 概要

Ara
Flow Japan
Published in
Dec 20, 2022

本記事はこちらの記事を日本語に翻訳したものです

Flow チームは、コミュニティに焦点を当てた Flow エコシステムの優先事項を共有できることに興奮しています。2020 年 12 月の Flow ブロックチェーンのローンチ以来、分散システム、プログラミング言語、暗号学、ゲーム理論など様々な分野の独立したチームが、Flow の研究開発を進めています。Flow のエコシステムは少数の愛好家グループから、1 万人以上の開発者、1700 万以上のユーザー・アカウント数、200 万以上の月間アクティブ・ウォレット数を抱えるグローバル・コミュニティに成長しました。

Flow を分散化していくために不可欠なのは、ネットワークのコア要素の構築をコミュニティと協力することです。Flow がエンティティを越えてコラボレーションしやすくするために、様々なフォーカス・エリアに異なるワーキング・グループをつくっています。これらのグループは、コミュニティのチームが異なるコンポーネントに並行して貢献して、連携をより効率的にスケールアップさせます。この共同計画は、Dapper Labs、Graffle、Coinbase Cloud、Blocto、Lilico、Outblock、GetBlock、ウォータールー大学やブリティッシュコロンビア大学を含む学術機関、その他の独立研究者など、世界中の貢献者によって実施されています。

エコシステムの優先事項

エコシステムの優先事項は、いくつかの重点分野に分類されます。各分野には、達成可能な目標が設定されています。ここでは、各分野で期待される主な改善点の概要、コアとなる機能コンポーネントの説明、関連する学術研究へのリンク、最新情報、主要な貢献者について知ることができます。

デベロッパーツール&エコシステム

  • 開発者の生産性を向上させる
  • 開発者のオンボーディングを迅速かつ容易にする
  • モバイルでの魅力的でネイティブな消費者体験を実現する
  • ワールドクラスのメインストリーム体験で、先進的なユーザーオンボーディングを実現する
  • プラットフォーム・リスクを排除し、信頼を築き、新しい体験を解き放つためのサービスレス Dapps のデモ
  • コミュニティの貢献を通じて開発者のエコシステムを改善する

Cadence スマートコントラクト言語

  • パフォーマンスの向上
  • 長期サポート (一度書けばずっと使える)
  • コンパイルのサポート

スマートコントラクト・エコシステム

  • Cadence のユニークな特徴と強みを示す
  • コミュニティの関与と標準の採用を促進する

コア・プロトコルの運用

  • パフォーマンスとスケーラビリティの向上
  • プロトコルのダウンタイム・ゼロのローリング・アップグレードを実現する
  • データ取得のためのスケーラブルなピア・ツー・ピア・ネットワークをつくる
  • ビザンチン・フォールト・トレランス(BFT)の改善
  • コンセンサスのランタイム・レジリエンスの向上
  • パーミッションレスなノード運用のサポート
  • 新しいステーク・ノード運用を選択するアルゴリズムの導入
  • 巨大なステート・サイズのサポート
  • 暗号技術の進歩を統合する

プロトコル・エコシステム

  • ステートの肥大化に対する保護を実装する
  • ネットワーク・セキュリティ強化のための新しいガスメータへの移行
  • FLOW 発行率の再検討
  • より低いステーキング要件による参入障壁の減少

プロトコル・ガバナンス

  • Flow サービス・アカウント・プロセスへの参加者を増やす
  • ネットワーク運用の自動化:パフォーマンスに応じたノードへの報酬と削減
  • 新しいガバナンスの提案と投票プロセスを提示する

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Ara
Flow Japan

ソフトウェアエンジニア。生物学、民俗学、仏教、神道、メディアアート、博物学、フォント、ブロックチェーンなどに興味あり。