とびきりの人生を手に入れるための入院生活41

くんくん地蔵・体に寄り添う

ihori.mihoko
Flower of Lifequest
Mar 8, 2017

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2017・1・10
夜、ほとんど眠れず、右腕が痛だるくて限界。
明け方5時ごろ、くんくんに「しんどい」っていうと、長いこと、足をマッサージしてくれた。

昔、本当に動けなかった頃、ほとんど毎日みたいに夜中に起きて足を押してくれてた。寝ているところを起こすのは申し訳なくて、でもどうしようもなくて、蚊の鳴くような声で一言、「眠れない」とか「しんどい」って言うんだけど、必ず起きてくれる。

ぐーぐー眠っているのに、どうしてこんな小さな声が聞こえるんだろ。

一度も嫌な顔したことがない。半分寝ぼけながら、「どないした?足押してあげよか?」って、とてつもなく優しい声で。

昼間のくんくんはこんな声は出さない。わざと悪い口調で話したり、大阪弁で「何やってんねん!」って感じなのに。

夜中のくんくんはお地蔵さんみたいだ。

彼は信じないけど、彼の魂はものすごく綺麗。
見つめていると涙が出るくらい、胸の奥で白く輝いている。

年明けから急速に、自分の体の声に寄り添えるようになってきた。

早く治りたい、早く早くってどうしても思ってしまうけど、「早くって言わないで」って体が言っている。

普通の人生じゃなくて、「とびきりの人生」をオーダーしたんでしょう?

そのために体は体制を整えようとしているし、それにそぐわない行動を選択したらそのように反応する。
体が再生するには一定の手順がある。
焦らせないで、ペースを守らせてって言ってる。
その声がやっと私の脳に届いた。

駅に向かう途中、左肩の付け根がぎゅうって固く痛くなった。
歩きながら、インナーチャイルドワーク。

話しかけた途端、ぐわーっと大きな龍が顔をのぞかせた。
出せ、出せ!って言ってる。
空に舞い上がって、自由に動き回っている。
わはははは!と笑いながら、この姿を見よ!って言っている。
解きはなて、自由になれ。
考えるな。心地よいと思う方向へ、躊躇をせずに進め。

肉体としての左肩付け根をダイレクトに意識して話しかけると、長方体のボックス。
中にターコイズ色の丸い玉。目のような。
結果は同じ。今までの常識にとらわれず、心地よいと思うことをしていくということ。

体の中ではいろんなことが起こっている。やってくれている。
私も素直に従うから、カスタマイズ、よろしくね。

〜〜お地蔵さんって、調べてみた。〜〜

地蔵菩薩。大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、救う所から名付けられたとされる。

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