メモを取るツール

手書きメモ帳か、iPhoneか

水撫月 怜香
Fluorite-Ray.
2 min readOct 15, 2016

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昨日倉下先生とお会いしてひとつ気づいたことがある。

倉下先生はメモ帳を胸ポケットに入れていらした。それを見て、そりゃ自分は手書きメモ持ち歩けないはずだわ続かないはずだわ、と悟った。

私の着る服には基本的にポケットがない。つまり肌身離さず持ち歩けない。カバンに入れざるを得ない。

そうなると、「書きたくなったらカバンを開けてメモ帳を取り出す」という一手間が生じる。思いついたことを書き留める上でこの一手間はかなり致命的で、メモ帳を取り出した頃にはせっかく思いついたことを忘れている、という事態が起きかねない(というか、よく起きる)わけだ。

やはりメモ帳持ち歩くならカバンに入れるのではなく肌身離さず持ち歩きたい。外出中でも家の中でも。

そうなると小さなショルダーポーチなり持つことが考えられそうだが、私はひらくPCバッグを使っているので肩掛け2つというのはスマートじゃない気がして採用に踏み切れないでいる。

まあそんなこんなで今はiPhone(に入れているWorkflowy)をメモ帳代わりにしているわけだけど、iPhoneだって同じようにカバンに入れているのに普通にメモ帳としての利用が続いているのは何故だろうか、とふと思った。

iPhoneだってカバンから取り出す手間がかかるし、Workflowy開くためのタップ操作と起動までの待ち時間がかかるから、むしろ手書きのメモ帳以上に書き込みまでに時間がかかっているはず。

だから当然書きたいことを忘れてしまっているかと思いきや、案外覚えている(時々忘れていたりもするけど)。不思議なものである。

やはりiPhoneは移動中以外はカバンから出していて手元に置いていることがほとんどだからか。

それとも、それだけiPhoneが私にとって身近で、真っ先に手に取るツールだからか。

ここまで考えて、ふと気づく。

私にとって手書きのメモ帳が続かないのは、持ち歩きにくさの問題じゃなくて、単に「馴染みのツールじゃないから」ではないのか?

だって、よく考えてみたら私、iPhoneとメモ帳があるときに何か書きたいこと思いついたらまずiPhone手に取るんだもの。

そりゃ、手書きメモ帳なんてすぐ使わなくなるわな。

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水撫月 怜香
Fluorite-Ray.

宝塚観劇とスポーツ観戦が趣味/常に思考し続けていないと落ち着かない人/ブログ「Luminous Tale.」運営中/宝塚:花組、月組/スポーツ:野球、大相撲、フィギュアスケート、テニス/愛用中のツール:TaskChute Cloud、Workflowy、Memoflowy、Handyflowy、SLPRO X