Mediumでテックブログ始めてみました。

Edwin Li
FLUX Tech Blog
Published in
Sep 15, 2021
Photo by Lauren Mancke on Unsplash

皆さん、本記事をご覧になってありがとうございます。株式会社FLUXのCTOのEdwinです。

いきなりですが、まずは弊社に関して簡単に紹介させていただきます。

FLUXでは、AdtechやMartechを中心に、toBのSaaSプロダクトを展開しています。2018年5月に創業し、有難いことに今年3月にシリーズAの調達をさせて頂きました。メンバーは今のところ(2021年9月時点)、業務委託の方含め、110名近く在籍しています。

現在は二つの事業部を有し、それぞれ「AutoStream」と「siteflow」と呼ばれています。「AutoStream」では、メディア様を主体に、広告運用の最適化や、広告収益の向上に最先端の技術を搭載し、継続的なサポートやコンサルティングを提供しています。「siteflow」では、no-codeでもサイトを作成、運用できるツールや周辺サービスを開発、展開しています。

エンジニアブログ?そんなの何書けばいいの?

さて、会社紹介終わったところで、本題の「なぜいきなりMediumでエンジニアブログ始めたんですか?」に戻らせて頂きます。エンジニアブログ書くなら、QittaやNote、さらには自社でブログサイトを立ち上げ、そこに記事をあげていくのは一般的にだと思います。実はお恥ずかしいことではありますが、これまで何度も、「エンジニアブログ書こう」になったりしました。しかし、結局は続かず、そこで持続性がない理由を私なりに分析してみました。

  • 第一、テーマがみつからない。業務内容との関係性は定かではない。
  • 第二、社内にはそもそも開発Docを書く習慣すらできていなかった。
  • 第三、書く媒体や、言語も確定ではない。

エンジニアブログを仕事の一環にできればいいのでは?

「テーマがみつからない」という課題に対しては、無理やり案を練り出すのではなく、仕事で日々触ってきたものに対して書けばいい、と。

「開発Docを書く習慣」に関して、これはEarly StageのStartUpでは共通の課題です。開発的なベストプラクティスは頭では分かっているつもりですけど、ビジネスの伸びに対し常に開発組織の成長が後手後手になり、目の前のタスクに没頭しちゃうと、なんとなく時間が過ぎてしまうあの現象。抜本的な措置を取らないと、永遠にこの負のスパイラルに嵌り続けることになります。

Photo by Scott Graham on Unsplash

これを断ち切るために、まずは思い切って仕事のデリゲーションを全組織で実践しました。「20%以上の時間を対応以外に確保する」と掲げ、問題の対応期間の見直し、不要な会議を絞りなど、様々な施策の末、ある程度の柔軟性を持つようになりました。そして、デリゲーションに最後立ち向かう壁として、「開発プロジェクトの属人化」があります。

属人化してしまった部分は、開発した後のメンテナンス、問題対応含め、どうしても特定のメンバーが対応しないといけません。それが組織の成長を一番阻害している要素と判断し、属人化解消に向けて、「全てのプロダクトに社内開発Docをつける」というプロジェクトをスタートしました。先に時間のバッファを確保したおかげて順調に進みだし、1ヶ月ほどで、主要プロダクトは何かしら「社内Wiki」が存在している状態になりました。これによって、社内に「開発Docを書く」ことに対する熟練度が段々レベルアップしていました。

どうしても日本語で書かないといけないですか?

書く媒体や、言語に関して、これは「決めの問題」だと思っていました。しかし、弊社のエンジニアチームでは、「日本語より英語の方が上達している」とする優秀なメンバーが多数います。「QittaやNoteで書くと、コミュニティのカルチャー(?)に従い日本語で書いてね。日本語の練習と思って」と、彼らに相談したところ、苦渋な反応が返ってきました。そこで改めて、エンジニアブログの意義を整理してみると、

  • 知識をストックしていける組織のカルチャー作り
  • 社内で行われている高速な技術PDCAの一部を外部に公開
  • カルチャーや技術に惹かれた方々にアプローチする(採用)

という3点が一番実現したいVisionでした。これなら、言語も、媒体も本質的じゃないよね。私が日々情報収集用に読んでるMediumがいいのではと思い、あっさり決めちゃいました。

私、やっぱりやる!やるったらやる!

Photo by Brooke Cagle on Unsplash

もうこれでエンジニアブログは準備万端。早速本日3本(こちら含め)公開させて頂きました。

唯一不安なところで言うと、日本のスタートアップで、Mediumで発信してるところはまだ少ないという事ですが、それはそれでBlue Oceanだと思ってこれから私たちが盛り上げればいい。さらに、海外からも注目集まってくるので、この突き進んでる感覚は、如何にもFLUXっぽい感じだと、今のところは満足しています。

今後もこちらで雑談や、技術検証、気になった新技術のコメントなど、たくさん発信していくつもりでいますので、読者の皆様からご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。

私たちのPublicationも、ぜひFollowして頂ければ幸いです。

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