音楽と身体

Lovely bloodflow


今日想像したこと。

人は心というパーツの中にスピーカーを積んでいて、

生まれた時から“ある曲”、とてもとても長い“ある曲”を流している。

緩急をつけながら、ありとあらゆる音色を織り交ぜながら。

リズムが揺れるときもある。速まるときも、そっと眠るときも。


あるとき、その曲にそっと耳を傾けて、

中にとけ込むような“誰か”が現れる。

すると今までソロだった音楽が、デュオになる。

初めて出会う音色とリズムを重ね合わせて。


複雑に重なり合って、重なり合って、やがて、シンプルになっていく。

いつしかコーダへ。

フルオーケストラの盛大なラストか、あるいは霧に消えていくような。

ある曲が止まるとき、ようやくそのスピーカーは、リズムを刻むのをやめる。


私の底で今も続いている音楽は、どんなものなんだろう。


聴いていてとても落ち着く曲がある。

懐かしいような、体内に入り込んでくるような。

単にすきな曲と少し違って。

いつ聴いても、その曲に対する落ち着きは変わらない。

もしかしたら、私の底にある音楽と、似ているのかもしれない。

それは血流のように、巡って、やがて心で重なり合う。

—Lovely Bloodflow

http://www.youtube.com/watch?v=QtTpszuKXqA

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