大小の画面を眺めながら

Mediumで記されるストーリーのその後の冒険を見据えて

Medium Japan
for Shirusu
4 min readNov 7, 2015

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これまでの引用は大きい画面では綺麗に配列されていましたが小さい画面では崩れてしまっていました。本日から双方の画面にとって最適な配列となりました。

言わずもがな、エディターは Medium の心臓に価する機能です。エディターからはじまるすべてのストーリーはその後、あらゆるところへと出かけていきます。とても大きなデスクトップモニターから、数十センチのケータイ画面、その他ウェブサイトの一部やあなたのメールにまで。

結果、エディターについて考える度に我々はエディターのその次にまで目を向ける必要がありました。つまり、記されたストーリーがその後、異なる画面サイズで読者にどう映るのかという問題です。大きく2つの挑戦がありました。

  • 多くのライターは大きな画面でストーリーを記しますが、ほとんどの読者は小さな画面で読んでいます。
  • ストーリーは公開後、独立した自身のページを持っていますが、その後掲載される Medium のホームページや読者のページ、パブリケーションなどを見据える必要があります。

今回のアップデートではこれまでのスタイルを見直し、冒頭の問題を解決するためにすべての画面サイズにおいてもストーリーが美しく見えるような工夫を施しました。

その一例は冒頭でもご紹介した「引用」です。大きな画面を対象に慎重に配置されたその構造は、その他の画面サイズでは見るに絶えないほど崩れてしまいます。

もうひとつの例は何度も何度も目にしてきましたが、中央揃えです。大きいサイズの画面ではスペースを贅沢に使い、美しく配置されていた文字も小さなサイズの画面では想定外の空白が生まれてしまっていました。一部パズルのように読まなければならないこともありました。空の段落を削除することでその問題は解消され、一貫性のある表現を保つことができました。

昨日までは写真の横に中央配置されていた文字は小さい画面では想定外の余白が目立っていましたが、本日からは一貫性のある表現を保つことができます。

最後の例は「見出し」です。大きなサイズの画面ではその見栄えは素敵でしたが…小さいサイズの画面では思ってもいなかったスタイル崩れを生み出しかねません。

また、中央揃えと左揃えのハイブリッドな見出し構成では読者にとって読みがいのあるストーリーを一覧のなかから探し出すことは困難でした。私たちはある読者からこのような言葉をいただきました。

「私は完全にストーリーをスルーしていましたよ。だってどこからがはじまりで、どこまでがひとつのストーリーなのか識別できなかったから。」

上記の変更に加えて、ひとつひとつのストーリーがより輝く環境を目指すべく他にも様々な変更を発表しました。例えば Medium で書く体験そのものについてや、より読者を見つけやすくするためのタグの進化、など。

楽しんでいただければ幸いです。あなたのストーリーもぜひ聞かせてください。

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