Medium の iOS アプリを次のレヴェルへ
by Brian Ellin
Medium の iOS アプリは、2014年3月にバージョン1.0がリリースされました。当初は、medium.com 専用の閲覧アプリでした。あれから1年半がたち、このアプリは実におおきな成長をとげてくれたのです。
そして今日、みなさんに Medium2.0をご紹介できることを心より嬉しく思います。このバージョンから、何ひとつ不自由なく Medium をモバイルで使っていただけるようになりました。Medium を読む、Medium で書く、Medium で反応を示す、Medium のネットワーク上でみんなとつながる。やりたいことがどれであれ、必要なのはあなたのアイディアとスマートフォン、ただそれだけです。
新しいアプリでまず目につくのは、Medium の新しいロゴだと思います。従来の M をベースにして、そこに深い意図や広い視野が備わるように新しいロゴをデザインしました。Medium のウェブサイトやアプリで目にするストーリーは本当に多岐にわたりますが、その特徴をよく捉えたロゴに仕上がったと思います。
また、操作もグッとシンプルになりました。タブバーにまとめられたボタンを使えば、各機能をすぐ使えるようになっています。
Home(ホーム)
Medium に投稿された文章を読むのであれば、Home タブを使うのが一番のおすすめです。これまで同様、Medium でフォローしている人たちが投稿したりお気に入りに追加したストーリーが、一覧表示されます。アプリを開けばその時々の「イチオシの投稿」がすぐに読めるようになっていますので、とっておきの投稿を見逃すことはもうなくなるはずです。
そのほかにも、見た目がより心地よく感じられるよう、フォントや文字の配置を変更しました。投稿を一覧で表示するときの形式も見直されています。まず、投稿がなぜおすすめなのかが緑色の文字で表示されるようになりました。さらに、画面をスクロールすると、その投稿についているリコメンドやレスポンスの数もわかるようになっています。
Search(検索) と Explore(探索)
Home のとなりに新たに追加されたのは Explore タブです。このタブには、Home とは違い、Medium にあるすべての投稿のなかからとっておきのものだけが表示されるようになっています。従来からあったTop stories やユーザーごとの「お気に入り」に加え、Top responses(人気のレスポンス)、Conversation starters(会話のきっかけ)、5-Minute reads(5分で読める投稿)、featured tags(注目のタグ)がついた投稿など、たくさんのストーリーが表示されます。
Explore には、最新の注目投稿が常に表示されるようになっています。あなた専用にカスタマイズされる Home と一緒に使うと、「読むものが見つからなくて困る」といった経験をすることはなくなるはずです。
Write(書く)
書き始める。下書きとして保存する。公開する。編集する。「Write(書く)」というこれら一連の作業をモバイルアプリでおこなうための機能が、大幅に見直されました。これからは、なにか思いついたらいつでもどこでもすぐアプリで書き始められます。
下書き:ついに、iPhone や iPad から Medium の下書きを直接編集できるようになりました。
編集:公開済みの自分の投稿をアプリで表示し、右上にある 「Edit」ボタンをタップしてみてください。そうすれば、アプリ上でエディタがたちあがり、表示していた投稿を自由に編集できます。
これで、思いついたことを iPhone でメモ→iPad やブラウザ上で編集→MacBook を使って追記→外出中に見直し→仕上がったらどこでも公開、という一連の流れがついに実現しました。
Notifications(通知)
Medium で何かを書き始めたら、レスポンス、ハイライト、メンションを受け取ることになるでしょう。誰かがあなたを Medium 上でフォローしたことの通知も届くはずです。Notifications タブを開けば、それらをすべて確認できます。Medium 上であなた(とあなたの投稿)に起こったことすべてが把握できる、ダッシュボードとして使えるはずです。
また、プッシュ通知についても、受け取る種類や時間帯が細かく設定できるようになりました。
Profiles(プロフィール)
アプリの Profile タブを使えば、あなた自身の投稿、レスポンス、ハイライト、リコメンドを簡単に見られるようになりました。他の人たちの投稿なども同じように見られます。このタブがあれば、Medium での書き手としての一面だけでなく、読者としてのあなたのこともより深く知ってもらえるようになるはずです。ちなみに、筆者の Profile 画面は以下のようになっています。
その他いろいろ
- 画像の拡大:画像をタップすれば全画面表示になるので、ピンチ操作で自由に拡大できます。本文に戻りたくなったら、画像を横にスワイプしてください。
- ディープリンク:これまではリンクをタップするとサファリが開いていましたが、iOS9 からは Medium アプリ内に直接表示するようになりました。
- 3D Touch:iPhone 6s か 6s Plus を使っているのなら、Medium アプリのアイコンをぜひ 3D Touch してみてください。Write、Explore、Notificationsのタブをサッと開けますよ。
新しくなった Medium の iOS アプリを使っていただけるようになったことを本当に嬉しく思っています。App Store からダウンロードできるようになっていますので、ぜひ試してみてください。ご意見や感想などがありましたら、この投稿にレスポンスを書いていただくか、 yourfriends@medium.com までメールを送っていただければ幸いです。