Mediumを次のレヴェルへ

Ray Yamazaki
for Shirusu
Published in
6 min readOct 9, 2015

by Ev Williams

2年前、書くことが好きなすべての人のためにMediumは始まりました。年経るアイデアのための新しく日当たりの良い場所。そこではストーリーやアイデア、ユニークな観点がシェアされています。

Mediumがどのように機能すべきかデザインするにあたって、私たちは幾つかの目標を決めました。例えば、著者がどなたであれ良いストーリーには関心が払われるようにすること。シンプルであり、まず言葉ありきであること。有意義なフィードバックを得ることで本質に沿うようにすること。

そして、世界が応えてくれました。Mediumはアイデアを受け渡すプラットフォームとして、物を深く考える方々やクリエイター、シェアするストーリーがある人々が集い、読み手を見つけ、感動を通して私たちが前へ進む手助けをしてくれる場となりました。

そこはU2のBonoがMarshall Plan for Africaについて説明し、Melinda Gatesがそれにレスポンスした場です。そこは1人のゲイのカトリック教徒が心の声を見つけ、それに従ってローマ法王に会うことになった場です。また、トランスジェンダーのコミュニティーのメンバーが街中で着られたらいいなと思うファッションについて話す場でもあり、Amazonの元従業員がJeff Bezosに意見を述べ、ベストセラー作家のJohn Greenがプレス・ツアーの馬鹿げたところを議論し、Michael Pollanがアメリカの食料政策についてのプランについてワシントンに返答を求めた場でもあります。

しかも、これらはここ数週間のストーリーに過ぎません。

気になる話題について多様な考えを見つけるため、益々多くの人々がMediumに来てくださっています。彼らはただ見つけるだけでなく熟読してくれます。熟読するだけでなく、最も胸に響く箇所にレスポンスし、シェアし、ハイライトしてくれています。Mediumでは、あなたは他の人と一緒に読み、考えているのです。考えをシェアする人もしない人もいるでしょうが、いずれにせよあなたは見識深くなるはずです。

現在でも十分なのかもしれませんが、私はよくこう言います。いつも次のレヴェルがあるのだと。次のレヴェルはあります。製品の洗練やパワフルさに。コンテンツの幅広さに。対話と議論に。そして進歩と前進に。本日、私たちはMediumを次のレヴェルへ導く数多くのアップデートを皆さまにご紹介致します。よりパワフルで楽しく、自由で、そして本質的かつ不可欠なものです。

新しい機能は次のようなものです。

新しいアプリケーション

この6ヶ月間、Mediumのモバイルアプリで費やされる時間は3倍になりました。インタラクティヴな読む体験としては最高のものの1つです(そして実際、ウェブ上よりアプリで多くの時間が費やされています)。このような状況を踏まえ、本日今までで最大規模のアップデートを行います。これにより、Mediumの様々な素晴らしいストーリーを探すことができる新しい検索や、よりリッチなプロフィール、自分のネットワークの最新情報を得られるアクティビティー・フィード、記事を執筆し編集する機能など多くの機能が備わります。

詳しくは右のリンクを参照してください :Android | iOS.

メンション

Mediumは本来コンテンツのためにありますが、コンテンツはそこで言及されている人々の背景が分かることでより良くなります。よりシームレスに人をアイデアと繋ぐため、Mediumにメンション機能を加えました。これからは、ストーリーを書くときに他の人々を招き入れられます

あなたのご期待に沿うはずです。実際、これをタイプしながら”@”を打ってそれから名前を入れています(やあ、BonoMelindaAaron)。

エディターのアップデート

私たちはウェブで最高の執筆体験を実現すべく、当初より今に至るまで努力して参りました。

Mediumのサイトをワードプロセッサーとして使い始めたなんておかしな気分がするが、それくらい書くことに集中出来るので満足だ。-Oliver Judge

そして本日、執筆をよりたやすくするために多くの編集機能を加えました。重要なのは、これによってあなたの言葉が、どのデバイスでもどのコンテクストでも確実に素晴らしく見えるということです。執筆体験にいくつかを加え、いくつかを省く。ウェブのNotesと”in-context”レスポンスをアップデートしています。

これらの変更とその理由について詳しく知りたい方は、New for Medium Writersをご覧ください。

パブリッシング API

Mediumのネットワークとそこから生まれる交流に参加したいからといって、必ずしもMediumで記事を書く必要はありません。より簡単にMediumに投稿し、読者が読めるコンテンツを広げるため、パブリッシングAPIを公開します。

このAPIによりデスクトップでもモバイル・エディターでも執筆でき、直接Mediumに投稿できます。また、BloggerやWordpressといった主要なパブリッシング・ツールと連携し、Mediumとの両方に公開できます。この機能につきまして詳しくはこちらをご参照ください。

ドメイン

益々多くの方々そして組織が、Mediumを自分たちの活動の中心にしてくださり、それによって独自ドメインを取得したいとリクエストを頂いてきました。そこで、数ヶ月前にMediumの基幹部門で初期のカスタム・ドメインのβ版をローンチしました。

このテスト期間中に、Mediumに移り、もしくは新しく開設した100以上のサイトがカスタム・ドメインを使用してきましたが、今日より皆さんにこのカスタム・ドメインを開放し、より素早く、簡単にMediumに移行できるようにします。この機能につきまして詳しくはこちらをご参照ください。

新しい M

これらの新機能、新しい方向性の象徴として、私たちはMediumのロゴとワードマークをアップデートしました。新しいロゴはあなたがMediumで見つける観点、その深さを象徴しています。このロゴもクールで気に入って頂けるはずです。

ロゴ・デザインについてのフルストーリーはこちら

その先へ

今後数週間のうちに、ストーリーの執筆や、引き込まれるアイデア、Mediumでの意義深い議論が今までより一層進むでしょう。

加えて、私たちはプロフェッショナルでフリーのライターの方々が、Mediumを通して様々なブランドや読者と繋がることができる新しい方法を模索しています。このような関係が円滑に進むように現在鋭意取り組んでおり、しかるべき報酬が彼らに支払われ、自分たちの愛することで生計を立てられるようにお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

最初に申し上げましたように、いつも次のレヴェルがあります。私たちは本日新しい一歩を踏み出しました。そして、これだけは申し上げられますが、まだ私たちは踏み出したばかりなのです。

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