エッジサイクルを回そう!

爲廣 慎二
FREE TAM
Published in
4 min readNov 12, 2017

「エッジを作れ」「誰にも負けない強みを持て」と耳タコで言うてきました。

TAMでは20年以上前も昔から「エッジを作れ」「誰にも負けない強みを持て」と耳タコで言ってきたものの、「エッジを作れ!」に反対もされてきました。

それは「一つのことしかできなくなって、他がわからなくなるので、まんべんなくいろんなことを知るべきだ!」という意見。

間違っているなどと決して思いませんし、止めることもしませんが、昔からある、ゼネラルか?専門性か?、という議論のとおり、どちらも必要なわけで、年齢を重ねるに従って、組織ではマーケティング・マネジメントを含めたゼネラルなスキルが求められますし、フリーな人には専門性が求められてきますし、一概に言えるものではありません。

ただ、TAMでは自分の得意分野のエッジを立ててもらいたいと言い続けてきました。

これこそ「自由だ!」という思い込み。

それは、

いつ一人になろうと、会社なんか潰れようと、自分で生きていける「自由」を手に入れてもらいたい、それこそが自由だ!

と思い込んできたからです(今も反対される人には受け入れてもらえない考えなので、ご容赦ください)。残念ながらその思い込みは25年経った今も変わらないので、これから先も変わることはないと思います。これはTAM理念として、社内に深く根付いています。そういう意味では我々はとても理念ドリブンな組織と言えると思います。

得意分野でエッジが立っていると、仕事のお声がかかりやすい、仲間が増やしやすい、そして儲けやすい、と考えてきたからで、そこに第2のエッジや第3のエッジを加えていく必要があると考えているのです。

専門性と言っても、職人的スキルのことばかりじゃありません。

「エッジ」というと、「何かモノづくりが出来ないとダメなんですか?」ともよく言われますが、そんなことはありません。マーケティング・マネジメント系のエッジもあれば、営業系スキルにエッジを立てることもまったくokだと思います。ボクもそうですから。

自分の好きなことで、これだけは負けない、ということであれば、なんでも良いのです。

「エッジをどうやって作れば良いのですか?」はとてもよく聞かれます。

この質問もには、いつも

「言うたもん勝ちや!」

だと答えています。

ボクもぜんぜんスゴイ!というレベルまで至りませんが、それなりにエッジを作ってきました。

「営業(前職)」→「Web」→「マーケティング・マネジメント」とエッジを移してきました。

そして、今はもっと深く「経営(ヒト・モノ・カネ)」にエッジを立てようと思っています。特に人材不足が叫ばれて、AIで仕事がなくなる!とか不安を煽ることが言われている「人」の分野にはエッジを立てたいと考え、このブログも書こうと思いました。(言うたもん勝ちなんでしょうね!?)

それから、ファイナンスも鋭意特訓中です!

言うたもん勝ち

今すでに、そのスキルのベテランであろうと、これから目指すのであろうと、別にどっちでも良くて、

1「自分の得意技はコレだ!」と背中に名札をつけて宣言することから始まります。言うたもん勝ちなんです!

2 その後、自分の得意技のスライドも作るでしょうし、Webサイトも、名刺も、パンフレットもつくるでしょう。これが、得意技のフィジカルエビデンス、実績や裏付けになっていきます。

3 同時にリアルのコミュニティへ参加して人脈を広げていくでしょう。仲間を作っていきます。

4実プロジェクトにかかわり、経験を積んでより高いエッジを作っていく、このサイクルを数年単位、10年単位で繰り返していくことがエッジサイクルです。

思えば、選ばれる人たちはこれまで普通にやってきたことなんですよ。誰でも最初は例外なく初心者なことを忘れてはなりません。ビビる必要などなにもないわけですね。

やるか・やらないか、言うか・言わないか、だけの話で、出来る人は昔ながらにみんなやってきたことなんですね。

このエッジサイクルを繰り返して、

コアエッジ→第2エッジ→第3エッジと自分の守備範囲の面積を広げていくこと

がこれからの本格化する個人の時代にますます求められてくることだと思います。

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爲廣 慎二
FREE TAM

プロダクション・エージェンシー 株式会社TAM代表。TAMは「生きる力を鍛える場」として、自由な働き方と個人のキャリアづくりが共存できる組織を目指しています。「自由と厳しさ」を一人ひとりの経験・スキルと目指すべきキャリアに応じて柔軟に両立できる組織でありたいと思っています。