XPhone @ MWC19: 新デザインとスペック、Xボタンの搭載

Japan - Nanna
Function X
Published in
5 min readFeb 25, 2019

ブロックチェーン技術がプライムされ、一般普及が目前ともいえるブロックチェーン対応携帯電話がMWC19バルセロナで披露されました。

ブロックチェーン対応機器の世界的大手デベロッパーであるPundi Xは、MWC 2019でXPhoneの新機能を発表しました。これは、昨年2018年10月にバリで行われたXBlockchainで、世界初のブロックチェーン通話を行い、 分散型ネットワークを介しメッセージを送信し、データを送信できる実稼働するプロトタイプのXPhoneの次のアップグレードモデルとなります。

バルセロナで展示されているXPhoneのロールアウトバージョンの鍵に、ユーザーが簡単にブロックチェーンモードでDappsに直接アクセスできるようにする「X」ボタンというものがあります。

ブロックチェーンモードでは、XPhoneのサービスが、中央管理される通信事業モデルから完全に独立して利用可能となり、ユーザーは、管理サービスプロバイダを必要とせずに、ブロックチェーンノードを介して電話、メッセージ、およびデータをルーティングできるものです。

XPhoneは、電話、メッセージング、およびデータ送信を推進する分散型エコシステム上で完全に動作することができる初の携帯電話です。

すべてのXPhoneは、ブロックチェーンエコシステムの運用に貢献するためのネットワーク上のノードでもあります。コンテンツとコネクティビティは、ノードごとに分散された方法で編成されています。

FX ブロックチェーン: ユーザー主権のデーター管理

「これはデータのコントロールはユーザーに帰属するべきということにあります。」 とPundi X 創立者にしてCEOのZac Cheahは述べ。

「電気的通信及びインターネット企業は、データの管理を行うことで非常に大きな価値を享受していることが知られています。そこでアプリを分散化することで、データをスマートコントラクトに一元し、制作者と利用者が効果的にコントロールを取り戻すことが可能です。」

「私達がピアツーピア、または『分散』サービスと呼ぶものの多くは、管理された集中型ネットワーク基づいて構築され続けています。私たちはその根幹を変えていこうというわけです。」とも語る。

ノードとしてのデバイス

「ブロックチェーンのスケーラビリティは、ノードの数と地理的な広がりから導き出されます。スケールの観点からクリティカルマスを達することを考えると、人々にとって実用性の高いものがどれほどに必要になるかは明らかです。」

「そして、Function Xが、人々に対し集中型ネットワークから独立しているという選択肢を提供することで、私たちは新しい用途であるブロックチェーンのための高度で普遍的な実用性を生み出しました。 その結果、スケール、スループット、および新しいアプリケーションの可能性をサポートするのに十分な規模のネットワークが実現し、さらにこれまでブロックチェーンで回避してきた真の分散化が可能になります。」と Pundi Xの共同創設者兼CTOのPitt Huangはこれについて語っています。

パイオニアなf(x)は、ブラウザがインターネットでそうであったようにブロックチェーン化することにある

今日の皆さんが手にとるXPhoneは、人々がそれぞれの電話で分散型ブロックチェーンのインターネットを経験し、それを形作る最初の何人かのパイオニアになることを可能にするでしょう。もちろんそれは、データ、画像、およびファイルを共有することができるだけでなく、Function Xの運用に貢献するノードとして機能することもできます。

「今日のブロックチェーンは、90年代初頭のインターネットと同じような開発段階にあると言われます。ブラウザがインターネットに登場したように、Function Xのような新しい種類のネットワークと分散プロトコルは、ブロックチェーンに大きな影響を及ぼすでしょう。スマートフォンを介してそれを何百万もの人々の手に渡り、その手の中でデータの管理がはじまります。」とPitt Huangは述べ、続けて「インターネットが人間のありうるあらゆる側面に行き渡るのに何十年もかかったことを思えば、5Gの新時代に入ったとしても、今日がブロックチェーンにとって素晴らしい日であることが分かることになります。」と語ります。

XPhoneのスペックと価格設定

ブロックチェーンベースの通話とメッセージングは、Android 9.0をベースとするスマートフォンオペレーティングシステムでオンとオフを切り替えることができます。

このデバイスは、5.65インチのディスプレイと、指紋センサーを持ち、6GBのRAMと128GBのROM領域を持ち、Qualcomm® SnapdragonTM 660 Mobile Platformを備えています。XPhoneは16megapixel のフロントカメラと48megapixelのリアカメラがあり、そのバッテリーの容量は3500 mAHです。販売小売価格は599米ドルを予価としています。

Function Xについて、さらによく知りたい場合は、こちらにて、 https://www.functionx.io/#/

Originally published at medium.com on February 25, 2019.

--

--