マネしたくなる社員研修のアイディア

スキルアップ+コミュニケーションの合わせ技で一石二鳥の人財育成

こんにちは、伊藤です。

社員研修というと、マナー研修や一般常識の「知識と訓練」することをイメージした方も多いかもしれませんが、今回紹介するのは、一味違います。

なぜなら、マナー研修や一般常識の”勉強”ではなく、その組織で仕事をしていくうえで必要不可欠なコミュニケーションを軸に組み立てられた方法だからです。

その方法は何か?というと、コレです。

<参照元>

いかがですか?
動画の内容は、Microsoft OfficeのPRなので、社員研修を目的としたものではありませんが、企画そのものをみると、”面白そう”でいいですよね。

あなたは、どう感じたでしょうか?

じつは、リアルビジネスを体験できる企画!?

一応、私なりの見解を紹介します。

この企画のポイントはいくつかありますが、やはり、”ビジネス(仕事)”と関係ないようで、じつは”大あり”だったという部分だと思います。

「薩長同盟の提案書を作る」なんて、全然仕事と関係ないように感じますが、

・提案書を作ること
・48時間という期限があること
・パワーポイントを使うこと
・チームで協力して作ること
・メンバー各自が、別の仕事も抱えていること

というような、実際によくある条件のもとで行われている、リアルな現場を体験できる企画です。

ですから、そのままマネすることで社員教育・人財育成に使える、いいアイディアと言えます。

組合せの考え方

実際にこの企画をマネする際には、動画のように、初対面同士&別々のスキルを所有するもの同士がいい組み合わせなのでしょうが、現実問題として、そんなちょうどいい組合せを作ることはできないと思います。

ですから、オススメするのは、先輩と後輩数人の組合せです。

なぜなら、これからお世話になる先輩社員も参加することによって、その会社の仕事のやり方がわかるだけでなく、普段一緒に仕事をやる関係ではなかったとしても、こういった企画をきっかけに意気投合し、相談相手になってもらえる可能性もあるからです。

また、普段仕事で使うツールを扱うスキルや、物事を整理するスキルを教えてもらえるというのも大きな利点です。

例えば、Officeソフトを教科書的に勉強するのは苦痛ですが、知っている人がカッコよく操作している様子は、関心をもって見ることができますので、自分もそのスキルを身に付けたいと思う意欲が、全然変わってきます。

やらされるのか?自分からやるのか?の違いですが、自分からやるきっかけを作ってあげるというのも、これからの企業の課題というか、仕事の一環になっていくと思います。

コミュニケーションが鍛えられる企画でもある

動画のように、初対面同士が短期間で自分の知識を活用して”成果物”を作る企画というのは、コミュニケーション力を鍛えることになります。

なぜなら、何も発言しなければチームに参加できないですし、自分の考えが取り入れられなくて、不満が残る”成果物”しか作れなくなるからです。

「それは自業自得でしょ」と捉える方もいるかもしれませんが、これは社員研修ですので、あくまでも訓練の場です。実際の仕事の現場で、そういう環境を作らないための研修なのです。

仕事を行なっていく上で、共同で作業をするというのはよく行われていることです。(動画のように、クラウドサービスを使うのは、まだ普及していないですけど・・。)そのときに、

■参加の仕方がわからなくて、発言できなかった・・・
■自分が参加できるような環境ではなかった・・・
■発言がスルーされ続けて、発言するのが怖くなった・・・

なんてことにならないように、個人としても、組織としても取組むべき研修です。

あくまでも練習ですので、間違った発言をしても何の問題もありません。むしろ、どんどん間違っているかも?と思うような発言をして、自分が思っていることを伝える練習をする研修にしてもいいと思います。

提案書作りは目的ではない

この企画の提案書作りというのは、一応、ゴールとして決めてありますが、じつはそれを作ることが目的ではありません。

では、この企画を社員研修にするときの目的は何か?というと、人財共育です。

人財共育とは、誰か特定の人だけを成長させるのではなく、教える人(先輩)も、教わる人(後輩・新人)も、共に成長することです。

ひとそれぞれ、課題や成長したいという欲求をもって普段仕事に取り組んでいると思います。それを、社員研修を通じて、挑戦する機会を与えることで、各々の成長に繋げるということが目的です。

■期限内に仕事を完成させる
■先輩や後輩とコミュニケーションをとる
■提案書の作り方を学ぶ
■ツール(パワーポイント)の使い方を学ぶ
■時間調整の仕方を学ぶ
■自分の時間管理感覚に気づく
■プロジェクトの完了による達成感を体験する

など、いろいろ得られるモノがあるはずです。
毎年の社員研修にマンネリ感が出てきているのであれば、こういった新しい取組に挑戦することをオススメします。

注意点は、時間外労働にさせないこと

注意しなければいけないのは、ネットを介して共同作業ができるからといって、時間外労働にさせないことです。

各自が別の仕事を抱えているからといって、こういった企画のために時間外労働をさせてしまっては、せっかくの面白い企画が台無しになります。「残業してまでやることか?」という疑問や、モチベーションが下がるからです。

しかも、社外なので時間外のカウント(労働時間)が不明瞭になり、実質的なサービス残業になりやすいので、そうならない条件の元で実施することが必須となります。

例えば、定時が決まっているのであれば、その定時時間内で行うこと、定時が過ぎた場合は、翌日以降で再度時間を調整し行うことにすれば、外出していて社内にいない場合でも、問題なく実施できます。

個人的には、社内で集まってやるのは最初だけにして、あとは、あえてバラバラで、社外の喫茶店やファミレスで1時間くらい時間をとって実施する方がリラックスしながら取組める&社外で仕事をする練習にもなるので面白いかなと思います。


P.S.

動画の中で作られたパワーポイントをダウンロードすることができますが、Office for macのパワポでは、一部正常に動作しません。

ついでに、PowerPoint 2016の新機能である、ズームの機能も使えません。

MS Officeを使うなら、Windowsを使えってことですね。macにはKeynoteがあるから、それを使えばいいのでしょうけど、mac初心者の私は、”細かいことをやりたい派”なので、しばらくは使い慣れたパワポを使うことになりそうです・・・。

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