ストリートビュー撮影ー準備撮影編ー
卒論の進捗状況としてまずはストリートビューを撮影するにあたり必要となる事前準備と撮影方法について書いていこうと思います。
まず、私は一体何の卒論をやっているのか、大和市にある防火水槽とスタンドパイプの周辺を撮影し、数多くあるがゆえに認識されづらいとされるその2つにそれぞれ名前をつけていこう、というものです。
なぜ大和市なのか、なぜ防火水槽とスタンドパイプなのか、などは次の記事で紹介していこうと思います。
ひとまず今回はどこの場所においても必要な情報を主に書いて行きます。
まず、先生からいただいた言葉として、フィールドワークにおいては特に、”事前準備が非常に大切”ということです。とりあえずやってみよう!精神の私は準備が苦手ですし、一回きりじゃないのなら、まずはやってみたほうが効率もいいのでは?と甘ったるい気持ちでいました。
その他もそうですが、今回のようなフィールドワークにおいては事前準備が必要不可欠であったことに、私は後に気づくのです。
まず、今回の撮影にはRICOH THETA Sという360度の撮影ができるものを使用します。専用のスタンドもあるのですが、それはあくまでも固定用。今回のように自転車で行う場合はそのスタンドをテープでぐるぐるに固定することが必要です。このスタンドも三段階伸ばすことが可能なのですが、マックス伸ばすと私の自転車ではバランスを保つことができません。ですが綺麗なビューを撮るにはある程度の高さが必要です。走行していると、とても目立ちますし草むらの中など邪魔になってしまうシーンも少なくありません。その間のちょうどいい長さを見極めることが重要です。私は2段階目の途中まで伸ばすところに定めました。
また、ルートを確認するのにiPhoneは必須です。確認しながら走行するためにiPhoneを自転車に固定する機材を用意しておくとスムーズです。また、今回の季節は真冬。自転車で長時間の走行は想像以上に寒いです。私は二回も風邪を引きました笑 防寒はしっかりと、特に顔まわりの防寒具と手袋は必須です。iPhoneを確認しながらの走行のため私はタッチパネル対応のものを買いました。
続いてTHETAを利用した撮影方法ですが、まず最も重要なのはバッテリーです。THETAとiPhoneのどちらもバッテリーがなくなってしまっては意味がありません。iPhoneは充電しながらの走行も可能ですがTHETAはそれができません。そしてマックス充電するにはおよそ200時間かかります。いかにこのバッテリーをうまく使うかが肝になってきます。
撮影方法としてまずはTHETAとiPhoneをWi-Fiで接続し、THETA専用のアプリで撮影を開始します。その際今回は8秒毎に自動で撮影してくれる設定にします。Mapillaryと違いm毎など距離での設定ができないので、できるだけ同じペースで走行することが必要とされます。また、信号待ちや次の目的地に向かって設定している際にも自動的にシャッターが押されてしまいます。また、今回行った大和市は平坦な道が少なく、坂を登って降りての繰り返しのところが多くあります。その際は明らかにシャッター数が違ってしまいます。
そしてもう1つ問題点としてTHETAとiPhoneの接続が途中で切れてしまうことが多々あることです。iPhoneではルートを表示しているため、接続が切れていることには気付きません。何度か確認する必要があります。確認した際に切れていると、どこまで撮れていたのかを確認し、そこに戻ってまた始めるというとても無駄な時間を過ごすことになります。これは何か対処法ないのでしょうか、、是非教えていただきたいです。
あとはひたすらルートに沿って漕ぐのみです。体力的にとてもきついですが気合いです。続いて次回は今回撮影を行っている大和市について書いていこうと思います。