FOSS4G Asia 2023に参加しました!

こんにちは、3年の石井です。

私は2023年11月28日から12月2日に開催されたFOSS4G Asia 2023に参加してきました。

11月29日

この日は今回のメイン「UN Open GIS Joint Workshop」がありました。

が、連勤×睡眠不足×環境の変化のトリプルパンチで朝から大熱を出しまして、午前中は行くことができず、薬を飲んで何とか16時から参加しました。

最初の講演はMaria Antonia BrovelliさんのGeo AIについてでした。お話の中で出てきた「AI for Good」という人工知能に関する国際サミットに興味を持ちました!

次にOpenDroneMapの概要及び国連との関わりについて、OpenDroneMapのExecutive DirectorであるStephen Matherさんから講演がありました。OpenDroneMapは誰もが無料で使えるソフトウェアであることが特徴の一つです。

国連スマートマップについて藤原英範さんのお話を聞きました。国連スマートマップグループは、「ウェブマップをオープンに保つこと」をビジョンとしており、活動の中でも国連ベクトルタイルツールキット (United Nations Vector Tile Toolkit: UNVT) は2018年から進められてきたプロジェクトで、様々な可能性を秘めています。すでに、国土地理院はウェブ地図サービス「地理院地図」をUNVTでベクトル化した「地理院地図Vector」を、2019年から試験公開しているみたいです!

グラレコ

最後はKi-Joune LiさんのUN Open GIS Initiativeに関する講演でした。2016年に設立されたUN Open GIS Initiativeは、国連加盟国、国際組織、学術機関、NGO、民間がメンバーとして参加しており、平和構築と平和維持のために必要なオープンソースのGIS技術の開発や地理空間能力構築の支援などを行っているそうです。

グラレコ

夜はIce Breakerに参加しました。

集合写真

11月30日

16時からデジタルツイン特別セッショントークがあり、計6名の方のお話を聞きました。

まずはAna Belgunさんのオーストラリアの経験を踏まえた空間デジタルツインに関する講演を聞きました。

グラレコ

Sijung Kimsさんの韓国におけるデジタルツインに関するお話がありました。韓国語は一切わからないので、初めての同時通訳で英語で聞いていましたが、脳みそ爆発するかと思いました!公共の問題を解決するため、一般向けのデジタルツインシミュレーションを行っているそうです。また、災害発生時に、小型のカメラで撮影された映像が現場及び指揮所に接続されるシステムはすごいなと思いました。

発表の様子

都市デジタルツイン「PLATEAU」に関する発表がありました。知っているプロジェクトが出てきてテンション上がりました!

Diego Gonzalez Ferreiroさんによる平和を支えるデジタルツインの公演がありました。3Dビジュアライゼーションの利点や使用事例、国連の運用上のニーズ等のお話がありました。

グラレコ

都市計画用デジタルツインのお話がHyocheol Parkさんから、市民と連携するデジタルツインのお話がKiSung Songさんからそれぞれありました。

夜はGala Dinnerに参加し、前日に仲良くなった方を含め、たくさんの人と交流することができました。現地のバンド(?)が盛り上げてくれました

集合写真

12月1日

最終日は閉会式で基調講演を聞きました。

しかし、あまりにも寒すぎて1時間後には離脱しました。

終わってからみんなで海鮮鍋を食べに行って、ここでもたくさんの方と交流できました。

タコが生きてました!!笑

初めての国際会議でドキドキしていましたが、参加されていた方は皆さん気さく方で「20歳!若い!すごい!」といっぱい話しかけてくださりました。

GISやデジタルツイン、AIなどに関する知識が浅すぎて、難しいと感じる話題が多かったので、これからもっと学んでいきたいと思いました。また、海外の方といっぱい交流する中で、自分の英語力がまだまだだなあと感じました。次の機会のために、専門知識も英語力もしっかり身に付けていきたいです。

Strava

Stravaの位置情報をオンにせず日本に帰ってきてしまうという失態を演じました、、。

代わりに位置情報共有アプリ「whoo」の足跡機能を利用しました。

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