PLATEAUコンソーシアム始動!

我々は3次元空間で生きています。

しかし地図の世界では我々が生活している空間を図化し、その図面上で都市を分析したり、未来の都市をデザインしていく都市計画の現場で使われる地図としてはまだまだ2次元の地図が主流です。

例えば、カーナビやスマホのナビゲーションアプリは地図表示そのものは3次元風表現になってきているけれども、ナビルートそのものは2次元のまま。

3次元の現実世界をデジタルデータとしてモデル化し、様々な都市の分析、評価、シミュレーション、利活用の多様化を広げていくための都市のデジタルツインは、これからの都市が今よりもっと便利で、もっと楽しい空間に変わっていくデータのインフラとなっていくと考えています。

都市のデジタルツイン概念図(東京都デジタルツイン実現プロジェクトより引用)

2020年から東京都のデジタルツイン実現プロジェクトの立ち上げに有識者として関わるとともに、国土交通省が様々なプレイヤーと連携して推進する、日本全国の都市デジタルツイン実現プロジェクト・3D都市モデル Project PLATEAU3D都市モデルの整備・活用促進に関する検討分科会」の座長として様々な方々とデジタルツインのこれからと3年間議論をすすめてきました。

そして、2023年12月15日、都市のデジタルツインを次のフェーズに移していくために、今までスマートシティ官民連携プラットフォームに位置づけられていた Project PLATEAU の分科会は、PLATEAUコンソーシアムとして3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化のエコシステム構築を加速していく新たな議論の場へとアップデートしました。

新しいPLATEAUコンソーシアムの中心はG空間情報センターの運営で有名なAIGID(一般社団法人 社会基盤情報流通推進協議会)が担い、アドバイザリーボードとして、微力ながら古橋が初代座長として担当させていただくことになりました。

PLATEAUコンソーシアム 体制図

様々なバックグラウンドを持つメンバーと、引き続きデジタルツインのこれからを議論していきます。

コンソーシアムへはどなたでも参加できますのでぜひこちらからサクッと申し込んでください。

PLATEAUコンソーシアム第1回の座長挨拶のプレゼン資料も貼っておきます!!

※ この投稿は PLATEAU アドベントカレンダー2023古橋研究室アドベントカレンダー2023青山学院大学 地球社会共生学部アドベントカレンダー2023 に合わせて執筆しました。

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Taichi Furuhashi
Furuhashi(mapconcierge)Lab.

@mapconcierge, Professor of Aoyama Gakuin Univ., President of CrisisMappersJapan / DRONEBIRD / JapanFlyingLabs / MAPconcierge Inc.