ScanSnap iX1500を買った

GALACTIC1969
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Nov 5, 2020

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Photo by ron dyar on Unsplash

楽天でお買い物マラソンが開催中だったので、小物を色々と買い、10店舗目でScanSnap iX1500を買った。

ショップを買いあさる様子
10店舗目のクライマックス。驚異の9017ポイント付与

ScanSnapは以前少しだけ使ったことがあって、使い勝手の良さは知っていた。2018年に6年ぶりに新型が出たという話を聞いて、気になっていたのでこれを機にポチってみた。最近色々と家庭周りでイベントがあり、紙の資料が増えたため困っていたところだった。実際に2週間ほど使ってかなり満足しているので、良いところを書いていこうと思う。

圧倒的早さ

ふたを開いて、差し込んで、ピッ。1枚の紙の資料であれば、起動からスキャン完了まで10秒程度で終わる。

iX1500を買う前はというと、ひたすらiPhoneのカメラで紙をPDF化していた。自分が使っているのはEvernote社製のScannableというスキャンアプリである。Evernoteを使っているわけではないが、取った画像を写真appにいれずにそのままAirDropやCloudにあげられるので使っていた。

日本語対応のOCR & クラウド連携

Scansnapは、OCRで認識したテキスト情報をPDFに埋め込むことができる。さすがに手書き文字は無理だが、一般的なゴシックや明朝系のフォントであれば問題なく認識されている。やはり日本企業のモノだけあって、このあたりは外資の適当ローカライズとは比較にならないクオリティである。

また、OCRはScansnap Cloudというクラウドサービス上でも行うことができる。その場合、500ページ/月という制限があるのでそこは注意が必要である。とはいえ、Scansnap Cloud上で処理ができるというのはかなり体験が良い。スキャナだけで処理が完結するため、スキャンするときにいちいちPCを立ち上げたり、スマホを操作する必要がないのである。スキャナの蓋を開いて、紙をさっと通せば、もう数秒後にはテキスト情報を埋め込み済みのPDFができあがっているのである。しかもできあがったPDFはBox, Dropbox, GoogleDrive, Evernoteなどにそのまま送れてしまうのである。

ちなみに、家庭ではNotionとGoogleDriveを主に使っており、スキャンしたPDFは基本的にGoogleDriveに保存するようにしている。一応、スキャンした書類の種別(名刺、書類、写真)などによってフォルダも変えられるのだが、自分で細かく管理したいため、とりあえずは未処理フォルダに全部溜まるようにしてから、あとで自分で適切なフォルダに振り分けている。GoogleDriveなので、PDF内の文字を含めた検索もできるし、アプリを入れればOSのファイラーからもファイルを操作でき、Notionからの埋め込みもサポートされていて、PDF Expertを使えばApplePencilで書き込みもできる。最高である。

使うつもりのなかったレシートスキャン機能

元々はA4の紙の資料をスキャンする用途で買ったのだが、レシートもスキャンできるということに後から気がついた。我が家では特に家計簿をつけていなかったのだが、ScanSnapから家計簿Webサービスへのデータアップロードがサポートされていたので試してみたところ、これもかなり良い。サービスはいくつかサポートされているのだが、ほとんどが法人向けで個人向けの家計簿サービスは今のところDr.Wallet一択という状況。

Dr.Walletはレシートの画像を送ると、オペレーターがレシートをデータ化してアカウントに反映してくれるのが特徴の家計簿サービスで、使ってみたところかなり精度が高い。本来は「スマートフォンでレシートを撮影し、それをアプリからアップロードする」という手順を踏む必要があるのだが、ScanSnapを使えば、蓋を開けて、レシートを差し込んで、ピッで終わる。レシートが溜まっていても大丈夫。付属のレシート用トレーを取り付ければ一度にスキャンできる。こんな感じ。

ちなみに付属のレシート用トレーは都度取り外しが必要というわけではなく、これを取り付けた状態でも蓋は閉められるし、他のサイズの資料もスキャンできるようになっている。

そして、肝心の家計簿サービス(Dr.Wallet)のほうは、まずまずといったところ。質の高いレシートのデータ化はうれしいが、金融機関との連携が最近になって止まってしまったたり、Web版が異様に重くしょっちゅうタイムアウトしてしまう。さらに、先ほどの画像のように費目まで認識させる場合は600円/月の有料会員になる必要がある(無料会員はレシートの合計金額まで)。私は有料会員にとりあえず入ってみたが、上記の2点が結構ツラく「これでMoneyForward MEより高いのか…」と若干モヤっとしている。ただ、使った金の配分がリアルタイムで可視化されていくのは楽しいので、とりあえずもう少し続けてみる予定。

まとめ

というわけで最後の方は少し脱線してしまったが、ScanSnap iX1500が良かったという話である。この記事を書いているちょうど今も楽天お買い物マラソンが開催中なので、気になる方は小物を物色し始めてはいかがだろうか。

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