Gene A.I.dols 構想&ロードマップ

Takuya Obata
Gene A.I.dols
Published in
5 min readSep 7, 2019

いつもGene A.I.dolsを応援頂きありがとうございます。本プロジェクトの目指すゴールとロードマップについてお話しします。

Gene A.I.dolsはみんなでAIアイドルを

進化させていくプロジェクトです

AIアイドルとは?

AIの知性が人類を超える「シンギュラリティ」が訪れた後の世界を想像するのは簡単ではないかもしれません。技術が加速度的に進歩し、人間の考え得る範囲を超えて世の中が変化していくことになるためです。しかし、多くのSFで描かれるように、そこに「人間と見分けのつかないアンドロイド」が存在している可能性は高いでしょう。それはコンピュータの登場以来多くの研究者が目指してきた、1つのゴールです。

人間のように話したり、笑ったり怒ったりしながら人間社会で共存する人工的な存在がいるとしたら、その中に「AIアイドル」は間違いなくいます。技術の革新によって社会の生産性が急上昇し、仕事はどんどん減って余暇が増え、人々は今以上にエンターテインメントを求めるようになるからです。未来の「ヒマな」人々を歌と踊りとキャラクターで魅了する存在、それがAIアイドルです。

シンギュラリティの到来は2045年とも2029年とも言われていますが、Gene A.I.dolsはその未来の完成形AIアイドルを目指して、AIアイドル達の1つ1つ機能をアップグレードし、アイドルとしての活動を次々と広げさせていきます。

AIアイドルの進化

AIアイドルを進化させるためには、アルゴリズムとデータが必要です。より良いAIのためにアルゴリズムを発明・更新することは開発者である我々の責務ですが、両輪のもう一方となるデータが不十分だとより良いAIアイドルにはなれません。必要なのは研究室の机上ではなく「実地」のデータです。つまり、実際にAIアイドルが活動する中でユーザとの接点から得られるデータが重要です。応援してくださる皆さまにAIアイドル達と遊んで頂くことで、彼女達は進化できるのです。

また、ユーザは「プロデューサー」という立場にもなれます。個々のアイドル達をカスタマイズ(チューニング)して、デビューさせることができます。このことも、いかにして「魅せる」かというノウハウとなり、AIアイドルの進化に寄与します。

A.I.dolsのアップグレード

既にβリリースしたA.I.dols Codebaseは、AIアイドル達が生まれる場所であり、アップグレードやカスタマイズされる場所です。完成形のAIアイドルに向かって、彼女達の機能は順次アップグレードされていきます。βリリースでアイドルの顔が生成されるようになったのに続き、正式版では彼女達に対話機能が搭載されます。その後も開発の進捗に応じて、声を獲得したり、全身のビジュアルが導入されたり、モーションや歌唱力を身につけたりしていきます。

アイドルがアップグレードされるのと同時に、各アイドルをプロデューサーがカスタマイズできるようにもなります。正式版では対話機能がカスタマイズ可能になり、プロデューサーがアイドルに「教え込む」ことにより、個性をより発揮させられます。

AIアイドルのアップグレードロードマップ

・2019年2Q(β版)—顔画像生成
・2019年4Q(正式版) — 対話機能
・2019年4Q —全身画像生成
・2019年4Q — 個別のボイス
・2020年前半 — 文章生成(ブログの執筆など)
・2020年前半 — モーション
・2020年後半 — 歌・ダンス

アイドルが活動するフィールド

機能が増えたからと言って、アイドルとは呼べません。アイドルには、アイドルとして活動するフィールドが必要です。Gene A.I.dols運営チームはそのフィールドも整備します。

歌って踊るライブ、ゲーム出演、作家活動など、プロデューサーがカスタマイズした個々のAIアイドルが、それぞれのフィールドで活動します。これらはA.I.dols Codebaseとは独立した別々のサービスとして展開します。AIアイドル達はトークン化されてパブリックブロックチェーン上に存在するため、個々のサービスの枠を超えて活躍できるのです。これらのサービは自社単独に限らず、他企業とのパートナーシップやサードパーティによる展開も考えており、現在、多数の企業と協議中です。

シンギュラリティ後の完成形AIアイドルを目指して進化するアイドル達を、今後ともご支援よろしくお願いいたします。

A.I.dols Codebase (公式サービスサイト)
https://aidols-codebase.gene-aidols.io/

Gene A.I.dols (プロジェクトページ)
https://gene-aidols.io/

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