レポート『国内外の事例から読み解くブロックチェーンの活用方法とその実態』を公開しました!

Sumire Ito
Ginco Research
Published in
5 min readJun 25, 2019

Ginco Researchでは、日本と世界のブロックチェーン活用状況・ユースケースをまとめたレポート『国内外の事例から読み解くブロックチェーンの活用方法とその実態』を制作しました。

無料でこちらからダウンロードができます(フォーム入力をお願いしています)。

レポートの趣旨と内容は、以下の通りです。

趣旨と目的

Gincoではブロックチェーンを利用した実証実験・サービス開発事例のデータベースを作成しています。

というのも、様々な企業様とお話しさせていただく中で、「ブロックチェーン技術がすごいことは分かったが、ユースケースのイメージがつかない」「自社に当てはめた場合の使い方が分からない」というお声を多くいただくためです。

本レポートの目的は、データベースの分析や事例の紹介から、主要なブロックチェーン活用方法を理解し、自社でのブロックチェーン活用についてイメージを持っていただくこととなります。

内容紹介

本レポートでは、マクロな視点から日本企業のブロックチェーン活用を概観するとともに、個別の事例紹介・インタビュー掲載という形で各企業の動きをミクロに見ています。

マクロに見ると、日本では他国と比べて実サービスの開発よりも実証実験段階のものが多いことが分かります。

また、業界ごとに見たときに、他のステークホルダーを巻き込む必要の少ない分野(金融や電力など)の割合が高く、企業同士が協力しなければならない分野(サプライチェーン/物流・医療など)では、実証実験や開発の数が多くないということが見えてきます。

この他、パブリックチェーン・コンソーシアムチェーン・プライベートチェーンの割合やそれぞれの中で頻繁に用いられているサービス、政府が積極的に活用している国などを取り上げています。

ミクロには、国内・海外に分けて、代表的な事例のリストと特徴的な事例を紹介しています。たとえば海外の金融分野であれば大手金融機関や証券取引所の動きを紹介しつつ、タイ証券取引所の設立したクラウドファンディングプラットフォームの「LiVE」をピックアップしています。他、小売・物流やエネルギー、保険・医療、エンタメ・メディアなどの業界を取り上げています。

国内・海外ともに事例の多い分野を概観できるようになっています。詳細は以下の全目次にありますので、こちらもご覧ください。

最後に、日本で実証実験を行っているsun*とPEACE COINの2社について、事例紹介とインタビューを掲載しています。

いずれも実証実験を行った実感が分かる貴重な声となっています!

全目次は以下の通りとなります。

全目次

1. マクロに見る実証実験とサービス開発

  • 実証実験と、その先の実サービスの開発・提供の比率
  • 業界/分野の割合
  • 実証実験やサービス開発を行っている大企業
  • 政府の活用が積極的な国々
  • 主要な業界内の業種別割合
  • 用いられているチェーンの種類

2. 国内事例

  • 金融
  • 独自通貨/地域通貨
  • 保険
  • 電力
  • メディア/エンターテイメント

3. 海外事例

  • 金融
  • サプライチェーン/物流
  • 個人認証
  • 医療/ヘルスケア
  • まとめ:各業界における主要なユースケース

4.国内の実験から

  • 事例① sun*(ゲーム)
  • 事例② PEACE COIN(トークンエコノミー)
  • まとめ:実証実験の価値とは?
  • 考察:実証実験からさらに歩みを進めるために

ダウンロードは以下のリンクからどうぞ。

https://forms.gle/j5EeNG9UrCw4WDnR9

ブログを移転しました!(2019/08/15追記)

最後までお読みいただきありがとうございます。Ginco Researchはブログを以下に移転しております。引き続きブロックチェーン業界の動向や週次・四半期ごとのレポートを公開しておりますので、ぜひこちらもご覧ください!

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