Data Studio でフィルタパラメータを URL 指定する方法

Masahiro Yasuda
google-cloud-jp
Published in
3 min readMay 24, 2018

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Google Data Studio は、Google Cloud Platform の他、AdWords・DoubleClick など Google の広告プロダクトや外部データと連携して、ダッシュボードやレポートをインタラクティブに作成することができる便利なツールです。

また、BigQuery などと連携して大きなデータを扱うこともできるので、データの絞り込み機能を有効活用したくなるケースもでてきます。

そんな時に便利なのがフィルタ機能。
例えば、全国にある支店の各種情報を表示するダッシュボードで、エリアを絞ったり、特定店舗のデータを見たい場合など。

これまで、Data Studio のフィルタ機能はレポート閲覧画面上での利用に限られていたのですが、今回、URL パラメータでもフィルタ指定できるようになりました。

URL でフィルタできることのメリット

フィルタ条件を、URL のパラメータに埋め込むことができると、以下のうようなメリットがあります。

  1. 絞り込んだ状態のレポート結果を、ブックマークしておける
  2. 絞り込んだ状態のレポートの URL をコピペすることで、共有できる
  3. 外部ページにリンクを貼ることができる。例えば、社内用に店舗検索サイトを用意し、検索結果として出てくる店舗のリンク先を Data Studio レポートにするような場合(個店に絞ったフィルタ条件をつけた URL をリンク先に設定)

など

私も早速使ってみたのですが、既存レポートでも新規レポートでも、簡単に URL フィルタ機能を有効化できるので、みなさんも是非お試しください!

たったコレだけ!URL フィルタ機能の有効化

手順 1 : Data Studio でレポートの新規作成、もしくは既存レポートを編集します

手順 2 : メニューから「ファイル」→「レポート設定」を選択

手順 3 : 右サイドに出てくる設定エリアにて「閲覧者の設定をレポートのリンクで有効にする」をチェック

以上で完了です。

確認

フィルタを追加したレポートをビューモードにし、フィルタをかけてみると・・

URLの最後に config パラメータが現れ、セットしたフィルタ条件を確認することができました。

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Masahiro Yasuda
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