五藤隆介@goryugo
ごりゅご.com
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7 min readDec 21, 2016

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発売日から少し遅れましたが、AirPodsが届きました。

この前もこんな記事を書いたとおり「イヤフォンが耳から落ちる問題」を抱えている自分に、果たしてちゃんとフィットしてくれるのか不安だったんですが、結論から言うともうなんていうか期待以上にいい感じのものでした。

イヤフォンがいつも落ちる耳でも大丈夫だった!

とりあえず、心配しつつ期待していた「イヤフォンが耳から落ちる俺でも大丈夫か問題」(左耳の形がイヤフォンと相性が悪く、いつもイヤフォンがこぼれ落ちる)ですが、AirPodsに関しては「ゆるいけど軽いから落ちなさそう」っていう感じです。

左耳と右耳を比べると、やっぱり右耳の方が安定感は高いんですが、それでもとりあえず家の中で首を振ってみたり動き回ったりぴょんぴょん飛び跳ねたりしたレベルでは「これなら大丈夫」って感じで耳にとどまり続けてくれました。

これ、なんていうか実際に耳につけてみると「落ちそう」なんだけど、動いてみても「意外に落ちない」

うちの奧さんにも試しにつけてもらったところ、最初は「あーこれは無理」って感じの反応だったんだけど、試しにちょっと動いてみて、ってやってもらうと「あれ?意外と大丈夫かもね?」って感じに変化。

イヤフォンが落ちる原因は「コードが引っかかって引っ張られるからだ」って話を多分誰かに聞いたんですが、まさになんというかその通りで、AirPods自体がとても軽いから、引っ張られでもしない限りは「意外なほどに耳で安定してくれる」のかもしれません。

音も必要十分のレベルで鳴ってくれる

音に関しては、なかなか上手な表現ができないので個人的な満足度レベルの話しかできないんですが「Bluetoothでこれだけの音だったら十分」て感じです。

一つ注意すべきなのは、AirPodsの音質に関しては「カナル型(耳栓型)」と同じくフィッティングが結構重要で、ちゃんと耳の奥まで、隙間なく差し込んでやるかどうかで天と地ほどの音質の違いが出てくること。

元々Appleのイヤフォンてカナル型にしても標準で付属のEarPodにしても、どれも評価が高いんですが、この機種に関しても「圧縮音源を聴く限りは何も問題ない。あとは好みの問題」と言えるレベルではないかと。

ただまぁ、私の耳の形の場合は「落ちないけど多少ズレる」ので、ちょいちょい指でイヤフォンを奥に押し込みたくなります。

ここは相性なのかどうなのかわかりませんが、耳栓型でも多少ずれることがあったので、まぁこんなもんかな、くらいに思ってます。

「音楽を聴く」でない部分の便利さが色々すごい

とりあえずここまでAirPodsを試してみての感想を一言で言うと「めっちゃ便利で、音は文句ない」って感じ。

とにかく色々とすごいのが、やっぱり「音楽」じゃない部分。

まずやっぱり、同じ無線のイヤフォンにしても、両耳を繋ぐケーブルがないのって、机に座ってる状態でも快適さが全然違います。

ちょっと首を横向けても、ケーブルがないから何も邪魔にならない、鬱陶しくない。

また、AirPodsが「ケースと一緒になって1つの製品」てのも実に賢くて、この状態で持ち運べばすごくカバンの中でも収まりがいい。

て言うか、これジーパンの前ポケットにも入るくらいのサイズなんで、無理にカバンにしまわず純粋にポケットに突っ込んどいてもいいのかもしれないです。

また、片耳が外れると自動的に音が止まり、再度つけると音楽再生が再開される(Spotifyでもちゃんと動作した)ってのも、外で音楽を聴いてる場面では結構役に立ちそう。

AirPodsで直接操作できるのが、本体をダブルタップでの「Siri起動」or「再生&一時停止」で、音量の調節ができないのが不満てのを見たけど、個人的にはまぁiPhoneかApple Watchで音量操作できるから別にそれでいいかなぁ。

(AppleWatchのミュージックアプリから音量の調整ができた)

連続での再生時間は5時間とからしいけど、ケースにしまっといたら勝手に充電されて、合計で24時間使えるってのもある意味で「普通のイヤフォンより多い」とも考えられるし。

強いて問題をあげれば、思ったよりAir Podsをケースから取り出しにくので、これが「外の場合どうなるか」って所くらいでしょうか。

設定の簡単さと切り替えのスムーズさは天才

そして、やっぱり天才なのがこのAir Podsの設定の簡単っぷり。

この機能自体は「W1チップ」が入ってればよくて、すでに同じ機能をBeatsのヘッドフォンで体験済みなんですが、AirPodsの場合は「ケースの蓋を開けると接続画面が出てくる」ってのがより直感的ですごいです。

さらに、この設定を一度済ませてしまえば、以降同じiCloudアカウントでログインしているApple製の製品とすぐに接続を切り替えられるってのもやっぱり改めてとても便利。

iPhoneで再生を切り替えたい場合には、コントロールセンターで再生先を切り替える(近くでケースの蓋を開けて取り出す、だけでもいい」

Macの場合には、メニューバーにBluetoothを表示させとけば、そこから「接続」を選べばそれで切り替え完了。

どっちも、体感で1秒くらいの待ち時間がありますが、AirPlayとかの不安定さを考えたら圧倒的に早いし、普通のBluetooth機器で接続先を変える手間暇を考えたら、もう圧倒的。

言ってみれば、このくらいスムーズに機器の切り替えができてようやく「普通」だと思うんですが、この「普通」ですごいと思うくらい、Bluetoothって複数機器で使う場合には不便なんですよねぇ。

見た目はなんと言うかまぁ本当に「うどん」なんですが、うどんだろうがなんだろうが便利だからそれでいい。

まぁ、まだ外で使ってないですけどね。これで外で落としたら意見は真逆になるかもしれないですけどね。

でもまぁ、家の中でiPhoneとiMacの両方で便利に使えるだけでも十分すぎるくらいに便利だと思います。

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五藤隆介@goryugo
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Evernote&ScanSnapの公式アンバサダー。身の回りのあらゆるものを電子化したい。 TV出演:NHKクローズアップ現代、テレビ東京ワールドビジネスサテライト 著書:たった一度の人生を記録しなさい(ダイヤモンド社)理系の料理(秀和システム)など ブログ:http://goryugo.com